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もりに会って、不思議だけど将来のことを考えるようになる。
反面教師みたいなものかも。
もりを見てると将来大丈夫なのかしらって心配しちゃうんだけど、じゃあ自分はって跳ね返ってくる。
自分だって、この先ずっと会社勤めってわけにもいかないだろうし。
でもそういう人も出てくるのかなあ。
定年まで働く女性かあ。
さきおも私も定年まで働いているなんて想像出来ない。
でも彼氏が出来て家庭が出来ても想像出来ない。
あーあ、もうやんなっちゃう。
先行き不安で彼氏作るなんてやだし。
まだ若いんだからって思うことにしたいけど、そう割り切れないのよねえ。
今が楽しいんだからいいんだけど。
まずは発表会楽しもうでいいんだけど。
こんなことばかり考えてたらモルト君も笑えなくなる。
もりが帰ってからそんな感じでちょっと低調になったけど、次の日も早起きして会社だし、悩んでいたってしょうがない。
でも次の日会社について、結婚しないでまだ働いている結構先輩な女性がいて、
私もこうなるのかもってまじまじと見てしまった。
もうやだあ。
今どきはさ、結婚がすべてじゃないって。
これからそうなるって。
そして竹宮君を見る。
この子と付き合うよりはひとりの方が断然良いって。
おっと、くしゃみするか?
しないよね。ごめんなさい。
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