46
もりの計画をいろいろ聞いた。
日本も楽しいよ。ということだった。
もりに今度やる曲を聴いてもらう。
まだ不完全だけど、英語の発音を直される。
さすがもりは英語ペラペラだから。
英語の歌詞を日本語にもしてもらった。
自分でも一応してたけど、もりの方が正確だ。
へえ、そういう意味かって箇所もあってよかった。
「もり彼氏は?」
「ああ、彼氏か。居ないよ。」
「そうなの。あの人は?」
「ああ、あれね。もうずいぶん会ってない。」
「ふーん。」
「あっきーは?」
「居ない。」
「会社にいい人居ないの?」
「うんそーねー。居ない。」
それからひとしきり竹宮君の話をして笑いあった。
今頃くしゃみしているかも。
「付き合ったら?」
「えーやよ。年下だし。」
「あっきーは年下の方が合ってる気がする。」
「そう?」
竹宮君ねえ、だめだめ。ずっと怒ってばかりになりそう。
でも年下って言われてみるといいのかもしれないとちょっと思った。
考えたことなかったけど。
会社の後輩の幾人かの顔を並べてみる。
青田君の顔が浮かんで吹き出す。やめとこう。
「今はなんのバイトしてるの?」
「家庭教師。最近復活した。」
「へえ。英語とか?」
「そう。」
コロナ時期は仕事がないと嘆いていたから、よかったかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます