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サブロー君経由で、歌詞をイチローさんに聞いてもらった。
データでもらう。さすがイチローさん。
ラブストーリーだった。
でもバラードだからそんな内容なんだろうなあと思ってた。
これから覚えなきゃ。
恋もしていないのに歌うのは愛の歌ばっかり。
まあ気にすることないか。
いろいろやることが増えてきてようやくいつもの自分を取り戻せてきた。
最近、ずいぶん前に3署飲み会で人気だった藤森さんがうちの部の先輩と付き合いだしたという噂がたった。
これは真相を突き止めなきゃ。
先輩をつつくわけにはいかないので、遠回りに情報を収集した。
結論。付き合ってない!
なーんだ。噂なんてそんなもん。
サブロー君と話していたら、モルト君が例のことが気になったらしく聞きに来た。
「あのさあ、藤森さんっているじゃん。」
ははあ、さっそくね。
「付き合ってないよ。うちの○○さんとでしょ。」
「そう!そうなんだ。」
そうか、モルト君藤森さんのこと気にしてたもんな。
「さすがあこちゃん。情報通!」
と言ってうれしそうな顔。
まだ彼女のこと狙ってるのかなあ。
「モルト君発表会の練習してる?」
「ああ、今度みんなで集まろうってなってる。」
「へえ。楽しそう。」
「若い子はいないけどね。」
そんなに残念そうに言わないでよ。
レッスン行くだけで幸せなくせに。
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