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デザインをどうするのかそっちのけで彼氏の話を聞いていた。
食べ物も飲み物もなくなって、
あーどうしよう、何も決めていなーい。ってなる。
まあ女子会あるある。
表のデザインや、全体の構成とか裏表紙のこととかささっと話して決める。
その前に前回と前々回のプログラムを渡してあったから、だいたいは彼女もイメージしていて
あっという間に決まった。ふー。
そしてまた話に戻る。
最近は彼氏の影響で和食を作るようになったという話になって、
今度ごちそうになってもいい?ってことになり、
だったら今日どうですか?ととんとんと話が進んだ。
彼氏はお店のある日は終わりが深夜になるそうでなかなか会えないそうだ。
ということで三人で彼女のアパートのある駅まで行き、スーパーで買い物をした。
私も手伝って煮魚と生姜焼きにおひたし、それから炊き込みご飯を作った。
「彼氏は発表会に来るの?」
「お店がお休みなら来れるんですけど、そうじゃないんです。」
「そっかあ、残念ね。」
「でもまだ始めたばっかでうまくないからいいんです。」
壁に彼女の作品と思われる抽象画がいくつか飾ってある。
「これまおちゃんが描いたの?」
「そうです。よくわからないですよね。」
「うーん、そんなことない。」と笑った。
「色彩が素敵ね。」とさきお。
「ありがとうございます。」
さきおは料理は手伝わず料理を見ていたり、壁の絵を見たりしていた。
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