物語の舞台や事件の背景、そして度々登場する鬼や魔族といった存在が、読み進めるほどに暗いながらも深く作り込まれた世界へと、誘(いざな)われてゆくように感じさせます。命の危機と隣り合わせの戦いを繰り広げる、主人公達の緊迫感のある描写と、そんな中での強い絆や一部登場人物の深い愛情も、心に残る作品です。
昔の話ということで続きはなさそう。でも気になる設定いっぱいでぜひ書いてほしいです。ジャンルが現代ファンタジーとなっているので、本編は今の日本なのかな?気になります。