第4話 僕は風邪を引く
今日は彼女と朝一緒に登校することになっていたのでいつもより少し早く7時に起きた、ベットから降りた瞬間なんだか体が熱い気がした、念のため熱を計らおうと思い体温計を取り出して熱を測る。
体温計がピピピピと鳴ったので確認してみると、なんと38,5度と書かれていた。
久しぶりにこんな熱を出して少々驚いた、これは今日は学校を休むしかないな、あ、絵美さんにも今日は熱があるから学校休みますって連絡を入れないとな、あと学校にも連絡しなければ。僕は彼女に今日は熱があるから休みますと連絡をした、学校にも同様のことを連絡した。
ピーンポーンとインターフォンが鳴った、誰だろう、絵美さんには熱があるから学校を休むと連絡を入れて了解しました。と返信がきたから絵美さんではないはず、配達の人かな?僕はベットを降りてゆっくりと玄関に向かいドアを開ける
「どちら様ですか?」
「おはようございます、具合は大丈夫ですか?スポーツドリンク2つ買ってきたので良ければ貰ってください!」
そこには絵美さんの姿があった、いやいやスポーツドリンクをわざわざ2つも買ってきてくれるとか優しすぎだろ絵美さん。
「ありがとうございます、お金払いますね、いくらですかね?」
「いやいや、お金なんて必要ないですよ、私があなたのために頼んでないものを勝手に買ってきたんですから」
「本当ですか?じゃあ遠慮なく頂きますね」
「はい!早く元気になってくださいね!私はこれで失礼しますね、学校が終わったらまた様子を見に行きますね」
「わかりました!気お付けて」
いやぁ、やっぱり絵美さんは良い人だな、僕は絵美さんがドアを閉めるのを確認してからゆっくりとベッドに戻った。
12時になった、僕はキッチンに行き梅干しおかゆを作りテーブルに置いて食べた、久しぶりにおかゆを食べると美味いなと思った。飲み物は絵美さんから貰ったスポーツドリンクだ、既に1本昼前に飲み終えていた、もう1本はあと残り半分くらいになっていた、以外と喉が渇くのである。飲み物、自販機で買ってくるかぁ。
おかゆを食べ終え自販機でスポーツドリンクを買った、ここでもし絵美さんがスポーツドリンクを買ったのなら値段は110円、2本で220円だった、あとでもう一度しっかりお礼をしょう。スポーツドリンクを買って家に戻りベッドに横になった。
僕は寝ていた、ピーンポーンとインターフォンが鳴った、インターフォンの音で目が覚めた僕はふと思った、今何時?現在時刻15時50分こんなに寝てたのかと思いながらすぐにベッドを降りて急いで玄関に向かった。
玄関に着いたのでドアを開けた。
「どちら様ですか?」
そこには絵美さんの姿があった。
「具合大丈夫ですか?あ、だいぶ顔が良くなりましたね!良かったです」
「お陰様目でだいぶ調子は良くなったよ、ありがとう」
「え?私は何もしてませんよ?」
「スポーツドリンク、買ってきてくれたじゃないですか、本当にありがとうございます、とても美味しかったですよ!」
「それなら良かったです!」
「あ、あのまたスポーツドリンク買ってきたんですけど、どうぞ飲んでください」
また買ってきてくれたのか、どんだけ優しいんだこの人は。
「ありがとうございます、ありがたく頂きます」
「代金は要らないので大丈夫ですよ、私はこれで失礼しますね!明日は治ってることを願います」
「はい、ありがとうございます、明日は一緒に登校しましょう!」
「はい!」
絵美さんがドアを閉じたのを確認してまた僕はベッドに戻り横になった。
目が覚めたのは夜の20時だった、僕は昼に残しておいたおかゆをテーブルに置いて食べた、もちろん飲み物は絵美さんから貰ったスポーツドリンクだ、美味い。
おかゆを食べ終えたら食器を洗って歯磨きをして、明日に備えてベッドに向い横になった。
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