第3話 100年先を見る中国 直流送電を視野に入れた電力構想

砂漠の緑化のための太陽光発電を行う中国。しかも、砂漠が緑地化されれば人や家畜が住み、町ができる。

  それと反対に、緑の山々を削って太陽光発電のためのソーラーパネルを敷き詰める狂気の韓国脳日本。人も家畜も虫も草花も住めなくなった山々は砂漠化する。

  

考えようによっては、100年のレンジで日本を破壊し、その後の新生日本造りを目指すアメリカの深謀遠慮、その日本破壊の第二段階辺りに、今の私たちはいるのかもしれません。


<20世紀初頭、日本が統治するまで植林を知らなかった韓国人>

  私の父は昭和12年(1937年)に朝鮮(ソウル(京城)近郊)に住むことになりましたが、ハゲ山だらけだったそうです。

  20年前、私がグアテマラの原住民宅にホームステイしていた時、おばちゃんが言ってました「50年前は一面緑(大木)に覆われていたんだけど、燃料用にみんな伐採してしまったので、今は一面のトウモロコシ畑。薪も金を出して買わなければならなくなった。」と。グアテマラの原住民(&政府)も韓国人と同じで、植林という思想が欠如しているのです。



<引用開始>

○ 中国初のゼロカーボン砂漠道路、グリーン電力発電量が500万kWhを突破  

    人民網日本語版 2024年06月11日14:37


中国石油天然ガス集団公司(中国石油)によると、中国最長の太陽光発電灌漑・砂漠化対策プロジェクトである塔里木(タリム)油田砂漠道路「ゼロカーボン」モデルプロジェクトのグリーン電力の10日までの発電量が、累計500万kWhを突破した。同道路は中国初のゼロカーボン砂漠道路で、砂漠化対策と環境保護の二重の効果を達成している。新華社が伝えた。


  1995年に開通した塔里木砂漠道路は、全長52km、「死の海」と呼ばれる中国最大の砂漠であるタクラマカン砂漠を南北に貫いている。流砂の道路への侵食を防止するため、中国石油塔里木油田は2005年にかん水点滴灌漑技術を利用し、道路両側に436kmの環境保安林を造成した上、沿線に109軒の井戸小屋を建設し、砂漠の地下水を汲み上げ、保安林の灌漑に使っている。


  中国石油塔里木油田は今年1月以来、塔里木砂漠道路ゼロカーボンモデルプロジェクトの建設を開始し、沿線のディーゼルオイルで発電していた86軒の井戸小屋を太陽光発電に改善する作業を実施してきた。技術者は3種類の出力を持つ太陽光発電設備を相次いで設計し、太陽光発電に加えてエネルギー貯蔵を採用。関連するエネルギー貯蔵キャビネットに7時間分の電気エネルギーを貯蔵することで、太陽光がない場合でもポンプ設備が正常に作動できるようにしている。


  塔里木油田新エネルギー事業部新エネルギー管理室の陳亜兵室長は、「太陽光発電所の総発電設備容量は現在3540kWに達し、年間発電量は362万kWh。その発電量は436kmの環境保安林の毎日の灌漑の需要を賄える」と説明した。


技術者の計算によると、同プロジェクトは毎年ディーゼルオイル消費量を約1000トン、二酸化炭素排出量を約3410トン削減する。また砂漠道路両側の保安林は毎年1ヘクタール当たり6.4トンの炭素固定能力を持ち、保安林全体で年間2万トンの炭素を固定できる。行き来する車の炭素排出を中和し、ゼロカーボンの砂漠道路を実現することができる。(編集YF)


「人民網日本語版」2024年6月11日


○ 中国、累計で246ヶ所のグリーンデータセンターが完成

    人民網日本語版 2024年06月11日14:19


関連記事

広西南寧、大容量ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵発電所が完成

内蒙古、新エネルギー発電系統接続量が1億kW超

中国初の全モジュール化建設超高圧変電所、浙江省で着工

中国初のマルチ技術ロードマップリチウム電池蓄電発電所が稼働開始

西蔵のグリーン電力から重慶市に初の送電

第6回輸入博が初めてオールグリーン電力開催を実現へ

烏魯木斉電力供給公司、変電設備ドローン赤外線検査を初実施 新疆

100%のグリーン電力供給を初実現する第134回広交会

中国初の水素燃料電池動力モデル船「三峡氢舟1」号が初航行

深圳の発電する小学校、電力の自給自足をほぼ実現

<引用終わり>

********************************


  人間が飲める地下水ではなくても、木を育てる水としては十分ということか(「ゼロカーボン砂漠道路」)。まあ、日々是進歩の中国のことですから、数十年もすれば汚染のないソーラーパネルを自ら開発していることでしょう。

  中国は、100年後「中国全土の直流送電」を視野にいれて、砂漠や海上という「火災に対して安全な」地域での集中電力創生政策を推し進めているのだろう。


直流送電:

(通常の送電が交流で行われるのに対していう)直流で送電する方式。設備の価格は高いが、電力の流れの調整や周波数の違う交流送電系統の連係ができるなどの特長がある。広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る