第22話
まなやはあの時、
…………………
話は変わって…
時は、夜10時過ぎであった。
家の広間に
テーブルには、
この時であった。
スーツ姿で黒の手提げカバンを持っている
「ただいま〜」
「ただいまじゃないわよ!!こんな遅くまでなにをしていたのよ!!」
「ねえさん!!オレは会社で残業していたのだよ!!」
「ウソ言われん!!」
「若い従業員のひとりが大事なデーターをコイに消したトラブルの後始末に追われていたのだよ!!…ったく…最近の若いもんはどこのどこまで甘えているのだ!?…(データーを消したヤツ)の
「そんなにボロクソに言わんでもええやん…」
「ねえさん!!」
「なによ!!」
「そう言うねえさんこそ、キドウシュウセイをしろよ!!」
「やかましい!!」
「ふたりともやめなさい!!」
「
「なんだよかあさん〜」
「話があるから座りなさい!!」
「話ってなんだよ〜」
「座りなさい!!」
めんどくさい表情を浮かべている
「
「なんだよ〜」
「
「かあさん…」
「
「おぼえてないよ〜」
「
「
「あれは、立浪課長が『幸せになってもいいよ…』と言うたからお見合いしたのだよ…」
「立浪課長が『幸せになってもいいよ…』と言うたから
「だから、オレはだまされたのだよ!!」
「だまされたって言うけど…」
「
「なんでそんないいかげんな人のクチにのったのよ!?」
「だから!!立浪課長が『時間がないから早くしろ!!』と急かしたのだよ!!」
「立浪課長は、最初から
「オレは最初から
「それじゃあ、なんで断らなかったのよ!?」
「断ったら、お前は出向だとキョーハクされた!!」
「なさけないわねもう!!」
「あのね!!この際だから
「お見合いを断れと言うのかよ…」
「なおみさんはなにを考えているのか分からないけど、1年のうち家に帰宅できるのはだった5日だけ…あとの300日以上はなにをしているのかと言いたくなるわよ〜」
「だから、その間は海外のあちらこちらを回ってお仕事をしているのだよ〜」
「だから、ことはさんはイワマツグループでどんなお仕事をしているのよ!?」
「おかーちゃん!!おちついてよ!!」
「
「ことはさんはイワマツグループのメンバーたちと一緒に行動しているのよ!!」
「それは分かってるわよ!!だけど、あちらこちらを動いている間はどこで寝泊まりしているのよ!?」
「だから!!その間は移動中の
「だけど…」
「おかーちゃんは、ことはさんがイワマツグループでお仕事をすることがそんなにいかんの!?」
「いかんから言うてるのよ〜」
「それじゃあ、おかーちゃんはどんなお嫁さんを求めているのよ!?…専業主婦と言わないでよ!!」
「専業主婦じゃないとだめなのよ〜」
「おかーちゃん!!今は時代が違うのよ!!」
「時代が違うことぐらい分かってるわよ〜…だけど、
「やかましい!!もういいわよ!!
「
「それと、この最近だけど
「えっ?
「どう言うことって…この最近だけど、
「シミのようなものがあったって!?」
「さあ、それはなにかは知らないけど…」
「
「うちは背広のズボンにシミのようなものがあったと言うただけよ!!そんなに知りたいのであったら
思い切りブチ切れた
ひとり残った
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