第15話
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…)
時は、夕方5時過ぎであった。
またところ変わって、西宮市東浜町にある
工場の構内に交代の従業員さんたちが入ることを知らせるサイレンが鳴り響いた。
7ヶ月前に、弘樹はうんと年上のお嫁さんをもらった…
6ヶ月前に、一女のパパになった…
しかし、
毎日、家庭と工場の間だけを往復する日々がしあわせな暮らしだとは思えない…
そう思った
ところ変わって、工場内にあるロッカールームにて…
「あの〜」
「なんや!!」
「あの〜…きょう…遊びに行っていいですか?」
「なに!!遊びに行っていいですかだと!?」
「遊びに行っていいですか?」
「オドレはふざけとんか!?」
「なんでそんなに大声で怒るのですか?」
「オドレは、女房こどもが家にいるじゃないか!?」
「いますけど…」
「いますけどなんや!?愛してないのか!?」
「愛してますよぅ〜」
「ほんならよりみちせずにまっすぐに帰れ!!」
「帰りますよ〜」
男性従業員さんに怒鳴られた
「あの〜」
「なんや!!」
「やっぱり…遊びに行きたいです〜」
「オドレしつこいぞ!!」
「なんでそんなに怒るのですか…ぼくは、(従業員)さんの家にあるプレステで遊びたいのです…」
「おい
「あれは…かわい…」
「はっきり物を言え!!ようは、カノジョの胎内にいる赤ちゃんを父親のいない子にしたくないから安易にプロポーズしたのか!?」
「あの時はシンケンに考えていたのだよ…好きと結婚は違うことぐらいわかってるよ…」
「ふざけるな!!オドレの悪い性格は死んだとうちゃんにそっくりだな!!」
「はっ?」
「はっ?じゃねえだろこの野郎!!オドレはどこのどこまで世の中をなめとんか!?」
「ぼくがそんなふうに見えますか?」
「ああ見えるとも!!…オドレはどこの大学卒だ!?」
「はっ?」
「聞いたところによると、オドレはなんの苦労もしてないようだな!!」
「それはどう言うことですか?」
「オドレは、
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れた男性従業員さんは、
男性従業員さんにけられた
「お願いです…遊びに行きたいです!!」
「断わる!!」
「(従業員)さんの家でプレステがしたいです!!」
「どけオラ!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた男性従業員さんは、持っていた靴で
その後、
時は、夜7時過ぎであった。
またところ変わって、
この部屋は、
部屋には、妻で
ダイニングテーブルに座っている
テーブルの上には、
名古屋を出たあと、友人の紹介で岐阜にあるデリヘル店に再就職した。
この時、
この時、
そして、
……………
最初の1〜2ヶ月の間、
しかし、3ヶ月目に入ったあたりから工場と家庭を往復するだけの暮らしに激しいジレンマを感じた。
ぼくは…
他にも違う生き方があったのに…
なんで…
家庭を持ったのか…
………
話は戻って…
この時であった。
スマホのライン通話の着信音が鳴った。
着信音は、りりあの歌で『貴方の側に』に設定されていた。
「もしもし…
電話は、
ところ変わって、
家の食卓に
「もしもし
(ガチャーン!!)
思い切りブチ切れた
そこへ、
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
「ああ…にいさんは?」
「上司のおともでミナミへ行ったわよ…
「そう…」
「あんたも早く食べなさい!!」
「ああ…」
その後、スクウェアタイプの日立のふっくら御膳(
その後、白だしを注いだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます