第7話
時は、10月14日の朝10時頃であった。
またところ変わって、前浜通りにある大型病院にて…
まりよは、白のTシャツとネイビーのロングパンツの上から濃いピンク色のエプロンをつけている姿で
まりよは、新しいお花が入っている大きなかびんをベッドの横にある台にゆっくりと置いた。
その後、
「まりよ…」
「おばあちゃん。」
「まりよ…ごめんね…」
「おばあちゃん、アタシは大丈夫よ。」
「おばあちゃんのために…せっかく入った短大を…休学になった…」
「おばあちゃん…アタシはおばあちゃんの病気が完治するようにと思いながらカンビョウをしているのよ…短大は1回生の単位は取ったのよ…」
「でも…やっぱり短大に行ってよ…」
「おばあちゃん!!…アタシは短大から大学の2回生に編入することも考えているのよ…もっと福祉の勉強をして、人のお役にたとうという気持ちに変わりはないわよ。」
「だけど、休学はもったいないわよ…」
「おばあちゃん…アタシは大丈夫だから心配しないで…アタシは、おばあちゃんが元気になるまでお世話するから大丈夫よ!!」
「ありがとう…ありがとう…」
このあと、まりよは洗濯物がたくさん入っているトートバッグを持って院内にあるコインランドリーへ向かった。
(ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ…)
時は、午前11時59分頃であった。
ところ変わって、名古屋市天白区の県道名古屋東環状線沿いにあるリサイクル工場にて…
黒の作業着姿の
(ウーウーウーウーウーウーウーウー…)
構内に
現場の人が『みんな、メシにしようか…』と言うた。
従業員さんたちは、休憩室へ移動した。
この時であった。
「
「(信包、めんどくさい声で言う)なんだよぉ〜」
「一緒にランチを摂ろうよ〜」
「オレはこれから
「どうしてごはんやへ行くのよ?」
「オレは食いたいものを食いたいのだよ〜」
「それじゃあよくないわよ…お肉とお野菜をバランスよく食べないと、身体をこわすわよ…一緒に食べようね。」
このあと、
ところ変わって、構内にある藤だなにて…
「きょうは、
「
「なあに
「お前はいいのかよ?」
「いいのかよって…」
「お前はダンナいるのだろ…」
「いるわよ。」
「なんでダンナにお弁当を作らないのだ!?」
「ダンナが拒否したからよ~」
「なんで拒否するのだよ?」
「ダンナは、上の人が注文した豪華料理がおいしいおいしいと言うているのよ。」
「お前のダンナは、職場の人とどこでメシを食ってるのだよ?」
「きょうは、
「あっそうかよ。」
「ダンナは、アタシがキライなのよ!!」
「本当か?」
「本当よ。」
その後、
「もういいよね…ごはん食べようね。」
「
「午後からお仕事がたくさんあるのでしょ…たくさん食べておこうね…はい…あーん…」
(ジュー…)
またところ変わって、バンテリンドームの近くのイオンモール内にある矢場とんの調理場にて…
(サクサク…)
その後、キャベツが盛られているお皿にみそかつを入れた。
それから15分後であった。
お仕事がひと息ついた
「
「はい。」
「しばらくの間、いい?」
「はい。」
女性従業員さんは、心配げな声で
「
「そうよ。」
「どうしてリコンするのよ?」
「ダンナが一方的にリコンしてくれと要求した…ただそれだけよ。」
「あんたのダンナに女ができたの?」
「だから、そうだと言ってるでしょ!!ダンナが『好きな女ができたからリコンしてくれ…』と言うたから、しかたなく応じたのよ!!」
「分かったわ…」
「ダンナは聞く耳をもたない性格だから
「その後は、だれがお子さんたちをやしなうのよ?」
「
「ふたりの子は、ヨウシに出すのね…それなら、なにも言うことはないわね。」
女性従業員さんは、
その後、
またところ変わって、有松のイオンタウン内にある大垣共立銀行の支店にて…
そこへ、上司の男性がもうしわけない表情で
上司の男性は、もうしわけない表情で
「京田くん。」
「なんでしょうか?」
「ちょっと、お知らせがあるけどいい?」
「お知らせって、なんですか?」
「たいしたことじゃないのだよ…7月1日に深瀬の社長さんにケータイを届けたよね。」
「ええ…深瀬の社長がお礼をしたいと言ってましたが、アレどうなったのですか?」
「深瀬の社長さんが『ごめんなさい…』と言うてたよ。」
「なんで深瀬の社長が『ごめんなさい』と言うたのですか?」
「深瀬の社長さんは、わざとお礼を忘れたのじゃないのだよ…お礼をするメドがたった時に急なアクシデントがあったのだよ…あの時、長女さんの結婚がハタンしたよね…深瀬の社長さんはお孫さん(29歳男性)を京田くんの長女さんに紹介しようと思っていたのだよ…その時に、お孫さんが職場恋愛で知り合ったお嫁さんをもらったと言う知らせが入ったのだよ…」
「深瀬の社長は、ヤクドシの女はいらないと言うたのですね…」
「違うのだよ…タイミングが合わなかっただけだよ〜」
「課長、もうやめてください…深瀬の社長さんに言うてください…人のおんをアダで返すのであれば考えがあると言うてください…」
上司の男性は、ものすごくおたついた表情デスクワークあたりを見渡した。
さて、その頃であった。
通りには、若いカップルさんたちや大学生のグループたちがたくさん歩いていた。
通りのスピーカーからりりあの歌で『
ものすごく悲しい表情を浮かべている
今の
この先、カノジョはどうするつもりでいるのか?
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