第3話
時は流れて…
2023年10月2日の夕方6時過ぎであった。
場所は、家の食卓にて…
テーブルの上に
この時、
「待ってよ!!」
「なんで止めるのだ!!」
「もうすぐ暗くなるから止めたのよ!!」
「ふざけるな!!テーブルの上に並んでいる料理を食べるなと言うたから怒っているのだ!!」
「作るわよ!!」
「なんで食べたらいかんのだ!?」
「あれは京田の家のご家族がいただく料理よ!!」
「だから食べる分がないのか!?」
「京田さんのご家族は新築の家を建てたばかりよ!!」
「やかましい!!どけ!!」
「家にいてよ!!」
(ジリリリリン!!)
この時であった。
うぐいす色のプッシュホンのベルが鳴った。
「もしもし
(ガチャーン!!ツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツー…)
思い切りブチ切れた
この時、するどい目つきをしている
「コーコーの時のダチが待っているから行く…
「待ってよ!!」
「どけ!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた
そこへ、
「
「おじさま!!」
「なんだよぉ〜」
「
「なんとかしてよって…」
「
「だからどうしろと言うのだ…」
「京田さんのご家族が新築の家をたてたことをきちんと説明してよ!!」
「説明したよ…」
(ピンポーン…)
この時、玄関の
玄関の応対は、
しかし…
家に来たのは
「課長。」
「京田くん、いま来た…あれ…ご家族たちは?」
「
「残業…長女さんは?」
「
「おちびちゃんふたりは?」
「精神面が不安定になったので、お泊りをお願いしました。」
「困ったな…」
「きょうは、
「すみませんけど、わたしもこのあと会社にもどらないといかんのです。」
「会社に戻るって?」
「若い従業員が仕事をたくさん残したので、残業を頼まれたのです。」
「だったら、ごはんだけでもいただいたらどうですか?」
「そうだよ…ごはんを食べないとお腹がすくよ。」
「わかりました。」
このあと、
「はい、できましたよ。」
「あっ、はい…」
気乗りしない返事をした
「あの〜…」
「どうしたのかな?」
「さっき、次男さんの怒鳴り声を聞いたので…」
「えっ?」
「やっぱり…私たちがここにいたらメーワクになります…」
「そんなことはないわよ〜」
「どうしてですか?」
「私たちは、厚意で新さんのご家族のごはんを作ったのよ。」
「気持ちは分かりますが、やっぱりよくありませんよ…」
「どうしてそう思うのかな?」
「課長のお気持ちは分かりますが、私たち家族としてはよくありませんよ〜」
「大丈夫だよ…」
「大丈夫ではありませんよ…課長のふたりの息子さんたちがなんで怒っているのか…と思えば…」
「ああ、
「そうよ…きょうはたまたまタイミングが悪かっただけよ。」
「そうは思えません!!」
「だから、
「そうは思えません!!」
「それじゃあ、同説明すればいいのだよ〜」
「課長、逃げてばかりいないで向き合ってください!!」
「向き合ってるよ…」
「おふたりの息子さんたちに向き合ってくださいよ!!」
「だから、どう向き合えと言うのだよ…」
「おふたりの息子さんはお嫁さんがいないのですか?いるのですか!?」
「だから、
「そうよ…
「それじゃあ、いつになったらおふたりは結婚するのですか!?」
「だから、
「課長!!それはだめです!!」
「どうしてよ?」
「あなたたちは神さまに任せると言うたけど、その間はなにもするなと言うことでしょうか!?」
「言うてないよ〜」
「その間にできることはあるわよ〜」
「それはなんですか!?」
「だから、毎月少しずつチョキンするのよ。」
「チョキンするって…」
「だから、女性の理想の結婚相手像にするためにチョキンするのよ。」
「言うてる意味が分かりません!!」
「だから、年収1000万円の人を望んでいるのあれば1000万円を目標に少しずつチョキンするのよ…
「コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ…と貯めて行けば、目標金額にたどり着くのだよ。」
「それは分かりますが、それだけでいいのでしょうか!?私たち家族も毎月少しずつチョキンしましたよ…家を建てるためにコツコツコツコツと貯めましたよ!!」
「だから新築の家ができたじゃないか…」
「そう言う課長はなんですか!?課長もコツコツコツコツとためたお金でこの家をたてたのですか!?」
「たてたよ…わしもこの家をたてるためにコツコツコツコツとお金をためたのだよ…」
「
「そうだよ…ああ、せっかくついだみそ汁が冷めてしまったじゃないか…」
「いまから温めなおしますね。」
この時であった。
着うたは、Snow Manの歌で『タペストリー』に設定されていた。
「もしもし、京田でございます…」
電話は、
「
「長女さんから電話があったのか?」
「ええ…男性のパートナーさん(スタバの従業員さん)がシツレンしたからSKE劇場に行くって…」
「男性のパートナーさんがシツレンしたからSKE劇場に行くって?」
「ですから、男性のパートナーさんをなぐさめるためにSKE劇場に行くと言いました!!」
「わかったよ…ようは、男性のパートナーさんが元気になってほしいからオシカツに行くと言うことだろ…」
「
思い切りブチ切れた
「これから有松へ戻ります…
その後、
この日、
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