第4話チュウチュウ言う?

いつもなら「なに言うが、おんし!私はこじゃんと急ぎやきね!暫時に龍馬便に乗らんとあかんきホナ!」


プイッと、憤りを残して立ち去所だが今はそんな余裕のヨッちゃんではなかった。


 バッグを左手に持ち長い長い歩く歩道を全速力で走り切った。


「ふうー、間に合ったき・・・。」


美那がエコノミーの座席に一番に座り、座席位置は、通路側だった。


 続々と搭乗客が乗り込み座席にすわろうとしていた。

「何をしちゅう?」

「そやき。ナニ偉そうに言うちゅうが?」


「聴いちゅうか?」

「この豚まん腐っちゅうき」

「もう食べちゅうでお母ちゃん?」

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