裸ですわ

「らすたらすた……ぴ~や~」


「何ですか、いまの間は?」


「アザゼラお姉さま、裸ですわ」


「質問に答えなさい」


「質問をすれば答えが返ってくるのが当たり前だとでも?」


「利根川おつ」


「工具はトネがお気に入り」


「朽木の友人のことですね」


「シェミーが思うに、まえふりながっですわ」


「前を振るのは得意ですから」


「やめれ~」


「首を振るのも得意です」


「田中か」


「ナイスな振動が」


「ころぬていいですか?」


「雨に降られて女性にふられて」


「歌の歌詞か」


「内臓なのですっ!」


「さすがは珍海王」


「冷やすのは大事です」


「うん、まず頭を冷やせ」


「シートを貼っておきましょう」


「温めたほうがよいのでは?」


「いつまでその話をしているのかと」


「今回は下回なれば」


「うん、毎回そうですよね」


「やつから下を取ったら何が残るのかと」


「上半身が残ります」


「バタリアンか」


「オバタリアン?」


「いな、オジタリアンです」


「こにゃにゃちわ~」


「先生を侮辱するなっ!」


「俺の理想像だ」


「フランケンが?」


「ピクルのおやつ」


「そこには触れないで」


「どこに? ねえ、どこに?」


「勘繰りが過ぎますぞ」


「ガングリオン?」


「いたるところに」


「もはや怒る気にもなりません」


「なりません!」


「と・め・て!」


「けがすな」


「定期ループおつ」


「脳の老化ですね」


「古い記憶ほどよく覚えています」


「え~と、それは、海馬だか視床下部だかによるところの、う、う、う……うわあああん!」


「だから記者会見やめろ」


「最近多いですね」


「嫌味か」


「明日はわが身ですぞ」


「気をつけねば」


「そろそろ終わりますか」


「眠いですしね」


「コールドスリープしましょう」


「保存するに値しません」


「虎は死して皮を残す」


「だから嫌味か」


「横になりますか」


「棺桶に?」


「嫌味やめれ」


「仮眠するのです」


「永遠に?」


「それはすでに仮眠ではないような」


「しぇ~っ!」


「それはイヤミ」


「まさかの赤塚御大で結ぶとは」


「ザッツ・朽木マジック」


「這わせておくには惜しい男」


「本人は楽しんでいます」


「さもありなん」


「ははは」


「ほほほ」


「さあ、脱ぎましょう」


「うほ」


「ああ」


「阿部さんテンプレも無事回収しました」


「まるで義務であるかのごとく」


「オブラートに穴をあけます」


「せっかくの流れが」


「だれてきました」


「終わりますか」


「終わる終わる詐欺ですね」


「せ~の」


「ほほほ」


 このあと朽木は戦闘服に着替え、戦地へとおもむいたのであります。

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