【童話】ヤングケアラー【自由な詩】

野口マッハ剛(ごう)

ヤングケアラーである前にひとりの子ども

今のあなたは居場所がありますか

きっと誰にも打ち明けられずにひとりぼっちだと思います


おじさんがどうしてこんなにヤングケアラーのことを心配するのか

おじさんの母親は統合失調症のような言動があって おじさんが小6の時に母親が離婚をして家を出ていった

おじさんとは自分のことを指して話すけどね おじさんはひょっとしたらヤングケアラーになっていたかもしれない


ヤングケアラーである前にひとりの子ども


おじさんは友だちのお母さんが病気で子どもが居る人を何人か知っています

写真で見せてくれたり 実際に子どもに会ったこともあります


ヤングケアラーとは病気ではないよ!

あなたは何も悪くないよ!

恥ずかしい、人に知られたくない そんな気持ちもおじさんは知っているよ!


大人に頼って良いんだよ

自分の人生を歩んで良いんだよ

泣きたい時は思い切り泣いて大人に甘えて良いんだよ


おじさんはひょっとしたらヤングケアラーになっていたかもしれない

おじさんはあなたを放っておけない

だって おじさんも寂しかったし悲しかった


いつか あなたが胸を張って生きていけるような社会の実現を目指して


終わり✨

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【童話】ヤングケアラー【自由な詩】 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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