二千二十四年 六月 十六日
職場で飲む用の炭酸水のボトルを切らしているから、この日も、朝は実家のウォーターサーバーでボトルに冷水を汲む。注文しなければならない。おやつはいつも和菓子だが、この日はシャトレーゼのシュークリームだった。抹茶の苦みが効いてる。
昼飯を食べて、キッチンから外を眺めていると日傘を差した人が歩いてくる。東京から友達が二人来る予定。こんな田舎でそんなことをする人はいないから、ちょうど見つけられてよかったと思い、外に出て出迎えた。
本棚の前で読書歴をあーだこーだとお互いに話す。午後の診療では二人に虫歯は見つからなくて、クリーニングするだけで何だか申し訳ない気になる。
虫歯を無料で治してあげたかった。でも、健康であることを確証してあげたのも悪くはないのか。牡蛎とレモンをあしらったハンカチを買いにイオンにバスで行くというので見送り、仕事終わりに合流することになった。
田舎に来て自然に触れる以外に、地方のジャスコを覗くのが楽しいという視点があり、むしろ東京の店舗空間との対比でより魅力的な経験が「ジャスコ探訪」にはあるのだ。
夕飯は妻と息子を交えてみんなでサイゼ。大人数のサイゼは楽しくて酔ってしまった。チキンのディアボロにオリーブオイルをかけたものが美味しい。風は気持ちいいし、いつも家族で眺める近所の川沿いを友達と歩いた。
郊外文脈について話す。ここは郊外ではなくて地方だと、そのときは思いつかなかったので後で訂正のラインを入れておきたいと思っている。
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