二千二十四年 六月 十四日

 七時二十分にベットから這い出る。早起きしたかったが、昨晩に飲んだ眠剤が残っているようで頭がぼうっとしている。マンションの共用廊下から解体現場を見下ろすと、大きいゴミも片されていて、もうほとんど更地になっている。ここ最近は、向かいの家の解体が、ぼくたち夫婦のトピックだった。

 

 毎日の進み具合をみている。そこにあったのは木造の一軒家だった。きれいだったのは、外壁が剥がされて躯体だけになっていた数日間。

 

 車に置いてるミンティアが残り少なかった。

 

 昼寝しようとしたが、暑くて寝れない。汗がベッドに染みると嫌だから、これ以上の夏になる前に敷きパッドが必要だ。仮眠のためのベッドにはフレームもなにもなくて、畳に置いてあるマットレスに直で寝ている。ここはマットレスだけの奇妙な部屋だ。

 

 立派なメロンを貰った。患者さんがくれた野菜もあったが、それは明日もらえばいい。

 

 夕飯にでてきた豚ロースの塩レモン炒めが大変に美味い。ところで、赤ちゃんのいる食事はけっこう、慌ただしい。食後すぐ風呂に入れるから、デザートの時間がなかなかとれない。すぐに忘れてしまう。

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