二〇二四年 六月 十二日


 二〇二四年 六月 十二日


 出勤時間を少しづつ遅らせてきた。親の心象を見遣りつつぎりぎりのバランスで落ち着いたのは八時二十五分で、いまはこの時間に実家兼職場に着く。これでやれないこともない、でも座りの悪い気持ちも湧いてくる。ので、これから時間を戻そうとする。


 始業前にやりたいこと。歯科医師の新人が「必ず」読み込むべき仕事の本が一冊あるのだが、はじめてみたときには、広辞苑の厚さに電話帳の大きさをもった、とんでもない本だと思ったのだった。


 朝やることは減らせないから、早く出勤するには早く起きる。起きるのが七時二十分ほど。七時きっかりに布団から出れば、少なくとも十分は早くできそうだ。手立ては別に考えるとして、ともかくこれからは七時ちょうどに起きることになる。


 二十分を一息に戻すのではなく、少しずつ出勤を早めようと思う。 

 昨日につづいて、スタッフが二人同日に休みをとっていて、こういう人手が足らない日は、本来は衛生士の仕事である器具の洗浄と滅菌を、それはふだんからぼくらもやっているが、どうしても量を多くこなす必要になるのだった。そうして不安だったけども、患者の人数はそこまでじゃなく、おだやかに仕事を終えられた。


 こどもに洋梨柄のパジャマがよく似合い、とてもかわいい。


 SEEDの映画を観た。主人公サイドがぼろぼろになる場面まで観た。大きな苦境に立たされるところだから、ストーリーライン的に全体の尺の半分まで観た、と検討がつく。

 

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