二千二十四年 六月 十一日

二千二十四年 六月 十一日


納戸のクローゼットの扉は三枚の折戸でできていて、それが三枚とも同じ角度で折られている、つまり全開の状態にあるのを、すこし離れた斜めからの視点で折戸の並びを均等なリズムで構図に収める。折戸がいい重なり方をしているなと思った。


職場に昨日から置きっぱなしにしていた炭酸水入りのステンレスボトルを、一晩たまった圧が開放されて、なにか起こるのではと内心で思いつつ開けた。何事もなく、まだ冷えていることの方に驚いた。


最初の章を読んで止まっていたクォンタムファミリーズを読み直し。主人公の一人は中年男性。妻子との関係に悩み、仕事での立ち位置と夢を追いかけることに悩み、大きくいうと、人生の選択に悩んでいる。


昼ご飯もしっかり食べたが、仕事が終わるといつになく疲労していた。エネルギーが足りていない。ローソンに寄ってコーラ、カップ麺、おにぎり。雲と夕日が西洋ファンタジー寄りのきれいな空だ。バイザーを下ろさずに車を走らせる。


黒執事の最新話、たいへん面白い。


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