第26話 オールレビュー⑧
沙月Q「ラスト・スター・スナイパー」https://kakuyomu.jp/works/16818093082080617857
移民船のなかにただひとり、犯罪者である俺が乗せられていた。どうしてスナイパーである俺に? 植民地惑星から選ばれた500人の市民。彼らはもっとも近い居住惑星に、コールドスリープと亜高速宇宙船で80年の旅に出る。そのなかに大犯罪人である俺がいた。どうして? 引用「おかしいと思ってはいた。
人類の存亡をかけたこの計画に、なぜ俺のような犯罪者が加わっているのか……
人類が母星を捨て外宇宙に散っていった「大離散」から数世紀。
植民惑星のひとつ〈HE16〉では、長引く内戦と気候変動によって、惑星自体が限界を迎えていた。
植民地政府は最も近い居住可能惑星〈F825〉への移住を決定。人類の安全な繁殖限界である500人の市民が選ばれ、亜高速宇宙船とコールドスリープによって80年の歳月をかけた航海に出発した。
乗員の選抜には厳格な審査が適用され、知能面、健康面、社会性などの観点から秀でたものが選ばれた……はずだった。
だが、俺は少なくとも社会性では落第生であると自信を持って言える。
なぜなら、俺はスナイパー。
平たくいえば殺し屋だ。」カチッと内容を説明する冒頭の切れ味が素晴らしいです。緊張感のある中盤のスキットや、終盤のオチまで隙の無いショートショートになっていると思いました。
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