第16話 アカウントを分けた訳

 Twitterのアカウントをふたつに分けたのが最近です。ひとつの長らく使用していたアカウントは読書記録やレビュー用にして日常で使うアカウントは別のアカウントにしました。どうして? と思われた方々には申し訳なかったと思いますが、ある種の防衛策だったと告白しておきます。


 ふだんSNS上は怒りに溢れています。


 様々な怒り、大小さまざまです。作家のアカウントはそうした怒りを持って創作をしている人がほとんどです。見せなくても見えていないだけで怒りが根底にはあるはずです。怒りはパワーであり、創作の見方でもあります。


 ただ度を越してしまうと刃を自らに突き立てることになります。


 神経質なのかも知れませんが、私は矛盾をはらんでいるとは承知のうえで、そういう場にはいたくないのです。アーティストと名乗る気はありませんが、表現活動に携わっていながら、ある程度自覚的に怒りが自らを蝕むことを私は知っています。


 私が怒れるときはよっぽどのことです。

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