第15話 僕は又懲りもしないで苛めに遭う(2)

 僕がいざ、高校へと入学すればこの通りだ。


 僕に執着して必要以上に苛めてきた幼馴染が皆勢揃い……。



 だから僕のバラ色の高校生活へとなる予定だった青春時代と言う奴は、儚い夢で散り、終焉を迎え。


 僕は今年で高校二年生になったけれど、日曜日のお休み以外は、先程張繍さんの時に説明をした通りで。

 僕は彼等、彼女達からに遭い続け、地獄の日々を送っているから。

 僕は辛い! 苦しい! 悲しい! いっそう死にたい! と思えば。


 その時だけは何故か、僕の気持ちを悟ったようにリちゃんや張繍さんが先程のように優しく飴と鞭をくれるのだが。



 それでもやはり牛輔君や李傕君、郭汜君達の口から。


「おせえ~、んだよ。仲頴~!」

「李儒は御怒りだぞ~!」

「だからお前に折檻~、罰を与えてやってくれと下知が出ているんだよ~。家の生徒会長様から~」と。


 僕の事を侮り、嘲笑う声を耳にすれば辛い。


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