第14話 僕は又懲りもしないで苛めに遭う(1)
「痛い! 痛い! 痛いよ~! やめてよ、やめてぇ~! 牛輔君や李傕君~、郭汜君は酷い事をしないでよ~! おねがいだからぁ~! 僕はちゃんとリちゃんに頼まれていた物をちゃんと購入してきたじゃないかぁ~! 何でこんな酷い事を僕に~! それも毎日のようにするんだよ~、酷いじゃないかぁ~! それにここは僕の教室だぁ~、君達の教室ではないじゃないかぁ~!」
先程自分の教室へと慌てて侵入──!
すると先程の張繍さん達ヤンキー姉ちゃん達と一緒でさ、今度は家の学園のスポーツ科のヤンキー達……。
それも僕とは幼少期からの幼馴染で腐れ縁……。
だから彼等、彼女等の僕への虐めが始まった幼稚園の年中組から。僕は彼等、彼女達から世間で言われる虐め行為に遭い続けているのだ。
それも小中学校は同じ学区だから彼等、彼女達からストーカーの如く付き纏われ、必要以上に苛めに遭うのは仕方がないとしても。
高校は学区からも遠くて偏差値も高い。この長安学園を選んで入試……。
僕自身も無事にこの長安学園へと合格し、入学すればバラ色の高校生活が待っていると思っていたのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます