燃えカス
今でもよく思うことですが、
自分が人間とは思えません。
自力で生きているわけでもなく、
ただただ、生かされている……
わたしには電池が必要なのです。
わたしは人間が生まれながらに持つ、
生命エネルギーというもので生きているわけではないのです。
わたしの生命エネルギーは、とうの昔に燃え尽きてます。
わたしは燃えカスのような物……
わたしは生命エネルギーの燃えカスのような物なのです。
ただ人っぽいだけの、自力では生きていけないモノ……。
それでも、人よりも多く悩みます。
それだから、人よりも多く悩むのか……
全ては、存在することに対しての苦悩。
ただの、燃えカスなのに。
ここに存在していいのかどうかも今だわからず、
ただ、燃えカスだとしても、まだ少し未練がましく、
存在したいという気持ちが残っています。
ほとんどいいことなんてありはしないとわかっていても。
まだ多少、生かされながらも、人っぽく、
笑ったり泣いたりします。
もう少し、このままいてもいいですよね?
燃えカスにも、何かいいことあるかもしれない。
そうだ、生きるぞ!
あと少し、頑張って生きてみるんだ!
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