第11話 先生

職業訓練学校に通ってたことがあって、そこの先生に、よく、ブログの記事を送っている。

今日、先生に会いにいって

「先生、どうっすか?ご様子は?」

と聞くと、

「とても良いよ」

と言われた。そして

「君、記事を送ってくれるのはいいが、長いんだよね」

と言われた。

いやいや。先生。あまり、読書しないから、この文ですら、長く感じるんでしょう。と言いたかったが、まあ、それは言わなかった。




そうかなあ?そんなに、ぼくの文、長いかなあ?ともう一度、考え直したが、どうもそれは、おかしい。

文を読む、体力が先生にはついてない、としか考えようがなかった。


まあ、そういうことで、次からは、短い記事だけ、先生に送ろうと考えているが、よく考えてみると、ぼくにも責任がないことはない。

ほんとうに、素晴らしい文というのは、短い文章のなかに凝縮されている場合もある。そう。文字数が少ないほうが、長い文章を書くよりも難しいのだ。と言っても、もう遅い。

この記事は、先生にとって、長いものであろう。先生は、もう、この文字数だけで、長い!というのだ。って、まだ、500文字もいってないよ?それを長いって言われたんじゃ、相当、修行を積まないといけないなあ。

なんて、思いながらも、この作品も、先生にとっちゃあ、ボツだな、と先生以外のひとに、送るのだ。

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