第11話 先生
職業訓練学校に通ってたことがあって、そこの先生に、よく、ブログの記事を送っている。
今日、先生に会いにいって
「先生、どうっすか?ご様子は?」
と聞くと、
「とても良いよ」
と言われた。そして
「君、記事を送ってくれるのはいいが、長いんだよね」
と言われた。
いやいや。先生。あまり、読書しないから、この文ですら、長く感じるんでしょう。と言いたかったが、まあ、それは言わなかった。
そうかなあ?そんなに、ぼくの文、長いかなあ?ともう一度、考え直したが、どうもそれは、おかしい。
文を読む、体力が先生にはついてない、としか考えようがなかった。
まあ、そういうことで、次からは、短い記事だけ、先生に送ろうと考えているが、よく考えてみると、ぼくにも責任がないことはない。
ほんとうに、素晴らしい文というのは、短い文章のなかに凝縮されている場合もある。そう。文字数が少ないほうが、長い文章を書くよりも難しいのだ。と言っても、もう遅い。
この記事は、先生にとって、長いものであろう。先生は、もう、この文字数だけで、長い!というのだ。って、まだ、500文字もいってないよ?それを長いって言われたんじゃ、相当、修行を積まないといけないなあ。
なんて、思いながらも、この作品も、先生にとっちゃあ、ボツだな、と先生以外のひとに、送るのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます