第6話 面接

今日は夕方、四時から、職場の面接がある。

しっかり、問答集を頭にたたきこんで。午前中、父の面会に行ってきた。「お父さーん、今日、四時から面接があんねーん」理解しているのか、していないのか、ハハハハと笑ってた。

帰ってきて、扇風機にあたっている。ああ。この時間がなによりも、幸福だー!なんて、安心している。昼から、晴れるという。

いまから、ベランダに行って、布団を天日干ししようと思う。


受験生snsの十八歳の女の子に、面接の報告をすると、「大丈夫だよー!わたしがついているからー!」と言われた。とたんに元気が出て、少し照れながら、ありがとう~と返しておいたが、あの子も今年、受験だろう。ぼくは、そんな気のきいたことば、届けられるかな?とちょっと、その子のことを考えた。

面接はスーツでいくから、シャワーを浴びて、髪型を整えてから行こう。

雨上がりの太陽がまぶしすぎた。空気が澄んでいたから、いつものまぶしさと少し違った。

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