1週間が経ち
さて、レベル上げを頑張ろうと思った日から、体感で1週間が流れた。
どのように変化したのかは、あまり言葉で説明するのは得意ではないので、実際に見てもらったほうがいいだろう。
『
<種族>ヴェノムスモールレッサースネーク
<HP> 25/25
<MP> 23/23
<
<
<
<
<体力> 15
<瞬発力>26
:レベル8 <9/35>
スキル『毒液注入Lv.6』『逃走Lv.2』『熱感知Lv.3』『毒耐性Lv.4』『毒射Lv.9』『
称号『異端者』『ネズミ殺し』
1週間でこんな感じになった。
レベルが8にまで上がり、全体的にステータスも上昇した。瞬発力とHPと魔力関係がちょっと尖ってる感じのステータスだ。
HPとMPは元からだったが、瞬発力はレベルが上がるごとに大幅に上昇してきた。
もしかしたらステータスには自分の種族とかも関係してるのかもしれない。
レッサーマウスも似たりよったりのステータスだったし。
あ、そういえば言ってなかったが、敵のステータスが見れるようになった。と言ってもまだスキルは分からないけど。
それでも努力の甲斐はあったってものだ。少しでも、敵の情報を把握するには結構大事だからね。
まあ話を戻してあとは、スキルと称号だ。
新しく獲得したのは、『暗殺』『隠密』『大食い』『ネズミ殺し』。どういうのかは『鑑定』さん説明を頼む。
『暗殺』…暗殺時に筋力に1.5倍補正。
『隠密』…敵に見つかりにくくなる。
『狙撃』…遠距離攻撃の命中率に補正。
『大食い』…たくさんの食べ物を食べることができ、それを貯蓄することができる。
『ネズミ殺し』…ネズミ種に対し、『恐怖』の感情を与える。ネズミ種を倒す際に入る経験値が2倍になる。
とまあこんな感じらしい。
『暗殺』とか『隠密』はネズミを『毒射』で見つからずに一匹ずつ倒してるのを繰り返してたら獲得した。
蛇は暗殺向きとか言ってたのがフラグになったのかな?
まあ見つからずに倒せるのは意外と欲しかったスキルだった。
遠距離攻撃の『毒射』と相性がいいからね。
次に『狙撃』。これは『毒射』をレッサーマウスに撃ってたら獲得したものだ。
『毒射』はレベルが上がると別に命中しやすくなるということではなく、コントロールしやすくなるといった感じだ。
結局は使い手の技量に任せられる。
俺は弓道とかやってたわけではなく全くの素人なので、素直にこれは有り難かった。
あとは『ネズミ殺し』と『大食い』。
『ネズミ殺し』は名前の通りここにいるネズミを全滅させるんじゃないかってくらい倒してたら獲得した。
途中でこれを獲得してからは、ネズミは見つけたら一瞬で逃げるので、狩る量は減ったけど。
まあ、経験値が2倍になるので割とデメリットとメリットが釣り合っている称号だ。
あ、ちなみにネズミは残さず食べた。その際に『大食い』スキルを獲得したんだけど。
試しに『大食い』でたくさん食べて1日絶食したら、普通に活動できた。意外と便利なスキルを手に入れたかもしれない。
前世の常識で言えば体に悪そうだけどね。
まあそんな感じで強くなったわけだ。
そこで1週間前に大きなネズミが云々言っていたと思うが、そいつに挑もうと思う。
今の俺だったら別に力不足ってことはないだろう。
あと、この辺のネズミが最近いなくなってきてやばいって思ってるのもあるんだけど。
ここはゲームと違って、自然スポーンとかはしないっぽい。
それか俺がスポーンを超える速度で倒しまくっているか。案外あり得そうで怖い。
1週間のステータスを確認し終えると、俺は岩の陰からゆっくりと立ち上がり、少し顔を出して前方を覗く。
ボスらしき大きな金色のネズミのそばにネズミたちがワラワラと群がっていた。
そう、俺はボスらしきネズミのそばの岩に一旦隠れていた。
なぜすぐに戦わなかったかというと、自分としてのステータスの確認と『毒射』で先制攻撃をしたかったからだ。
『
"
<HP> 15/15
<MP> 0/0
<
<
<
<
<体力> 20
<瞬発力>30 "
"マジカルマウスLv.6"
<HP> 10/10
<MP> 15/15
<
<
<
<
<体力> 15
<瞬発力>20 "
"レッドマウスLv.7
<HP> 25/25
<MP> 0/0
<
<
<
<
<体力> 20
<瞬発力>26 "
他にもたくさんいたが、ざっと主要そうなのはこの辺か。
金色鼠は筋力が異常に尖ってるパワー系のステータス。
マジカルマウスは他のネズミにはない魔力を保有していることから、魔力系のステータス。魔法を使ってくると見て間違いないだろう。
レッドマウスはどこが優れているとかはないが、全体的に釣り合いの取れて高いステータス。
一匹ずつならまだアドバンテージはあるが、3匹全員と戦うとなると勝算はないだろう。
まあ、だったら引き離せばいいだけだ。
幸いアイツラはそこまで頭は良くない。戦ったことがない金色鼠はもしかしたら頭が良いかもしれないけど。
十中八九作戦にひっかかるだろう。
さあ、ボス戦といこうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます