第2話

※【牧歌的アニメ対決!ゲゲゲの鬼太郎VSアルプスの少女ハイジ】



 「おっす!鬼太郎だ!やってきたろう!(笑い)ゲゲゲだけど、人生は上々だ!(笑い)JOJOの冒険には負けへんぞ!ずっと鬼だから鬼滅の刃だとすぐ斬られちゃうな?(笑い)最近の漫画は全然知らんけどな(笑い)とりあえずよろしく!」


「ハイジです!♪口笛はなぜ~遠くまで聞こえるの~あの雲はなぜ~私を待ってるの~♪…知らんわ!(笑い)知らんけどは、上方の決まり文句。やったよな?知らんけど。(笑い)昨日はクララ寿司行って、トトロ食ってきたわ。あ、間違えた。くら寿司でトロ!てへぺろ(笑い)」


「いつもオイラは、ちゃんちゃんこと下駄で戦うけど、一回、妖怪やっつけた後で、両手に持って「すごいバトルやったなー。ぶったまゲタだろー。ちゃんちゃん!」て終わりのセリフで下ゲタいな(笑い)クルシーなあ。泣けてクルシー(笑い)だいたい駄洒落嫌いやねん。つまらん駄洒落いうのは誰じゃ?ジャリタレか?ジャタレー夫人か?道普請行っとけ(笑い)」


「ヨハンナスピリの原作だとアルムおんじとロッテンマイヤ-さんが最後結婚するのよ!あたしとペーターも続編で結婚したんだよね!あるブスの処女、なんて言わせな

いわよ!」


「妖怪になにか用かい?ていうのは、定番のギャグやけど、おらもいろいろバリエーション考えたことあるぞ!妖怪!いちいち細かいことに容喙するな!とか、もひとつやな?(失笑。白けている) あーおもりない!八日市市に帰れ!とか、(笑い)青森県のようかい・ちし、な。(笑い)活字でしか読んでない客がわからんからな(笑い)妖怪・致死!なんつって」


「”ハイジ”にも、不気味なオバケみたいなのは出るのよ!でもね、正体は私だったのよ。山に帰りたくて、夢遊病になってて…そのおかげで里帰りできたの。病気とかオバケとかは現実におかしいところがあるっていうサインなのかな?人間の心とかもねえ、アルムの山みたいに天真爛漫な世界ばかりじゃないし…」


「戦争で水木しげる先生は、人間て案外残酷で、複雑で、なんだかオバケや妖怪みたいなところもあって、そういう風に現実がいびつで気味の悪いものに見えだしたんかな?原子爆弾が落ちたり。だけど、先生自身の精神は闊達で、すこぶる健康で…それでああいうグロテスクなユーモアがなんかリアルで不思議に生き生きして見える世界ができたんやなー」


「ハイジの頃の世界は今ほどに終末の予感におびえたりはしてなかったけど、宮崎駿先生たちは、「キューバ危機」を経験していて、「もう死ぬんだなー」て覚悟もしたんだって。だから、ジブリのアニメの世界観は「ナウシカ」もそうだけどどれとっても複雑で、到底牧歌的じゃないわよね?そういう哲学的な深みのある日本のアニメが世界的になっていったのも、ある意味で必然というか…」


「「鬼太郎」やら「ハイジ」、その後のたくさんのアニメをを観て育った日本の子供や世界の子供が、豊かな心を育てていって、平和な世界になればいいよな!(拍手)」


「お後がよろしいようで」


…これでジブリもつぶした?(黒い笑い)







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梅雨を明るく!アニメキャラ漫才。 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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