13日目①
朝から皆で改装に励む。
全部の階層を全部下に広げる。ついでに増築をしておく。
1階は訓練広場と、ゲートキーパー蟻の休憩室。
2階は戦闘待機場だったり解体室、保管室、農業区域。
3階は第2の保管室。
4階は各蟻の部屋や看護室。
5階は自分の部屋のみ。
こん感じにした。まだ未完成の部分は多い。そこはおいおい働き蟻達が、指令通りに作ってくれることを信じておく。
農業区域も本当は下に下ろしたかったが、農業蟻にさすがに拒否された。
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久しぶりに眷属召喚をしながら、仲間の種類とステータスを眺めていた。
ノーマル蟻 280匹
兵隊蟻160匹
霊柩蟻20匹
農業蟻30匹
ゲートキーパー蟻10匹
ミニ蟻50匹
に増えていた。
ミニ蟻は非戦闘型で偵察が得意。観た景色を女王に共有でき視野共有、遠距離でもスキル念話で話す事ができる。
小さい石ころサイズの蟻が複数匹増え、知らないスキルもあった。
「ギィ」初めまして王よ。何なりとご申し付けください。
「ギィ」堅苦しい、もう少し楽な感じで話してほしいな。
「ギィー」お望みとあれば。
さっそく命令を出し、村と実家跡地に配属することにした。
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しばらくして
「王よ、配置が完了です。」
ミニ蟻から念話で配置完了の報告が来た。
さっそく視野共有を使った。
お!見える!見えるぞ!!!
言いたかっただけです...
でも、本当に見える。これはボロボロの実家だ。やられた蟻がそのままになっている。
ありがとう!巣の中まで偵察を頼む!
倒された蟻の回収は働きたちに頼んでくれ!
さて次は、村の様子を。
おー!こんな感じになっているんだね!ミニ蟻が小さくて、道の真ん中にいても村人から全く気づかれていない。
ん?騒ぎの所に向かってくれないか?
「竜騎士さま!倒した敵はこんな感じだったでしょうか?」
「我が倒した女王はそんな蟻では無かったぞ」
「私達の村に来たとても利口な蟻はこの様な模様があり、仲間を連れて歩いていました。何卒ことらの討伐をお願い致します」
「昨日殲滅した巣は嘘の情報だった事になるぞ?村長よ」
「申し訳ございません...偽の情報を掴ませられたのかと...」
「聞いたことがないぞそんな女王やワーカーがいる事なんて...まぁ、良かろう、この竜騎士様が対応してやろう」
「ありがとうございますありがとうございます!報酬はいくらでも出しますので...」
何か、めんどくさい事になったぞ??
私の存在もバレてるから、確実に攻めてくるな...
念の為守備を固めておこう
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ミニ蟻から念話が来た。
「あのドラゴンに乗った人間が飛び立った」
急いで防衛の準備をしなくては...
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