第47話、最終対決アンナ

そうして自分はアンナとの戦いを始めていた、それでもアンナとの戦いにはとても退屈としていた。


自分がかなり実力が上がっていたせいで何も脅威に感じられなかったのである。事実、アンナは自分の攻撃を避けることばかりをしてあんまり反撃をしていないのに疲れ切っていた。


こちらは全力を出していないのに、もう戦うだけ無駄であるなと感じた自分はアンナに対して伝えるのだった。



「アンナ、いい加減にしたらどうだ。お前と自分では明らかに戦力差が大きすぎる、これが軍隊とかならばまだどうにかできるかもしれないが個人では無理な話だ。素直に諦めて帰ったらどうだ」

「生憎な事に私は諦めが悪い女の事は知っているでしょうアクト。私は倒れるまで絶対に諦めないから」

「そうか、なら仕方がないな。倒れてもらって諦めて頂くしかないな」



そう言いながら自分は更に攻勢を強めて勝負を決めようとしていた。それが分かったのかアンナはすぐに自分に対して全力でぶつけるつもりなのか魔力を込め始めたので自分はアンナに対して納得して諦めてくれるためにもわざと待っていた。


それを理解したアンナは絶対に後悔をしないようにねと言われてからアンナは古代魔術を己のレイピアと融合されて一撃を放ってきたのだった。


本来ならば絶対に相手を倒せるほどの力があるのにその相手が自分だったことを呪えと思いながらその一撃を拳で地面に向かって叩き潰したのであった。


それを見ていたアンナが信じられないという顔をしていたので自分はこれが現実だと言ってまだ諦めないつもりなのかと尋ねるとアンナは言葉でなくて行動で答えてを出してきた。


アンナの答えは最後まで戦うことに決めたらしい。全くもここまで粘るとは困ったものだなと考えながらも終始自分が勝負でアンナを圧倒していた。


それなのにアンナは諦めずに戦いをしていたが自分は諦めることも覚えておきなよと言って彼女を重い一撃で吹き飛ばして彼女がそれから起き上がってこないことを確認してから自分は再び歩き出して鳥居がある所に向かった。


そこに向かうとそこから明らかに異様な気配を感じて入れば二度とここには戻ってこれないと本能がそう訴えかけていたが自分にはこの世界に未練などないと思いながら自分は鳥居をくぐると一気に周りの景色が変わり薄暗い場所になった。


そこは見たこともない景色であり辺りから危険な気配が漂っていたがこの場所から見下ろすと駅らしい場所が見つかりもしかしてあそこが都市伝説のきさらぎ駅なのかと思いながら自分はそこに向かって進み始めた。


そうしてしばらくしてその場所に辿り着くとそこに書かれてあったのはきさらぎ駅としっかりと赤い血のようなやつで描かれてあったのだ。


自分はさて、これからが勝負だなと感じながらこの場所で一休みをして考え始めるのだった。

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