第39話、領地内での出来事

そうもして新たにジュリアを仲間に加えて自分は見回りを終えたので修行も兼ねて裏ダンジョンに来ていた。


するとジュリアはアクトくんもここで修行をしているのかなと言われてもしかしてジュリアもと聞くとそうだよと答えた。


なるほどこの裏ダンジョンでレベル上げをしているならばこの強さも納得いくしあの余裕も納得する。


そうして自分とジュリアは裏ダンジョンに入って修行をしていたがジュリアはまさか古代魔術、フラガラッハを扱えるなんて思ってもいなかった。


自分も負けじとアースボルケーノとヘルズライトニングを唱えてみせるとジュリアはおやおや私に対してそうして見せているのは自分のほうが強いオスですよと伝えているのですかねと相変わらずの対応をしてきていた。


本当にこのエルフはと思いながら一通りに修行をしてから町に帰り始めた。


町に戻るけどどうすると聞くとジュリアはどうしようかなと面白そうな顔でこちらを見て考えていたけど明らかに嫌なことを考えていそうな顔をしていた。


そんな事を見ているとジュリアは面白そうだからついて行くことに決めたのである。


なにか問題を起こさなければよいのだけどと考えながらも町に向かっていると同じく見回りをしていた渡辺通さんにで会ったのであった。


すると渡辺通さんがもしかしてジュリア殿でござるかと言って再会に喜んでいたけどもしかしてジュリアを知っているのですかと尋ねると渡辺通さんははい、前からの知り合いで共に旅などした事もあるらしい。


それが分かり自分は彼女はどんなエルフなのですかと聞いてみることにした。


すると意外にも渡辺通さんからは別にそんなに変わったエルフではありませんよと言われてしまった。


それを聞いてそれは嘘でしょうと答えたけど渡辺通さんはなら逆になんだと思っているのですかと聞かれたので自分は素直に答えてみると流石に可哀そうではないのでしょうかと言われてしまった。


何を言っているのと返答すると渡辺通さんはなら某も一緒にいますからと言われた。


それならば安心かなと思って自分は渡辺通さんとジュリア共に町に向かっていると近くにある釣りにも散歩などエルフたちが利用している湖が見えてきてここで一休みをしませんかとジュリアが提案をしてきたけど絶対になにかすると思うので自分は断ろうとしたのに渡辺通さんがそれもそうで御座るなと言って休む事になった。


そうして渡辺通さんは離れて様子でも見ておきますので若様はゆっくりとしておいてくださいと言われて二人きりになってしまった。



「アクトく〜ん、先程の通さんとの会話を聞いたよ。私に対する扱いが酷くないかしら、こう見えても私は乙女心を持っているから傷つくよ」

「本当にそうなのか、確かに言い過ぎたことは認めるけど先程から色々とからかって来るから信用があんまりないのが本音だ」

「・・・そう、ならお詫びとして胸でも揉んでみる?それでどうかしら」



そう言って自分の事を見つめてとても目線が合わすことが出来ずにいるとジュリアが自分の手を掴んだと思うとその手をジュリアの胸に持っていき好きにしても良いと言われたけど自分は真っ赤になりながらいやいやと思いながら恥ずかしいと思っていたらつい、腕を動かして胸を揉んでしまったのである。


そうするとジュリアはあらあらと言って嬉しそうにしていた。そしてジュリアはそんなに良かったと言われたので自分は素直にここは答えることにした。



「まあ、その・・・見た目が実はかなり好みだから色々とそのような行為をするとこちらとしても本当に大変だからさ。加減をしてくれると本当に助かるのだけど」

「・・・っえ!?」



その声は今まで余裕な行為をしていたジュリアから出たとは思えないほどに慌てている声であった。


しかも表情も赤くなり慌てている事が理解できていた。するとジュリアは余裕など消えても自分に対して挑発的にしてきたのである。



「ななななななら、私とキスでもしてみたらどうかしら。ヘタレな貴方に出来ないでしょうけど」



そう言われたけど別に本当に見た目は滅茶苦茶に好みだから先程まで苦労をしていたお返しとしてジュリアの唇にキスをしてみせた。


それをしたらジュリアが完全にフリーズして何も行動を起こさないなと思っていたら急に信じられないぐらいに体を真っ赤になりながら近くにあった湖に飛び込んで隠れたかけどそこから湯気が出てきたので隠れられていなかった。


もしかして意外とジュリアってピュアだったりするのかなと思っていると近くに弓矢が落ちてきて何事だと思っていたら矢文がありその方角から渡辺通さんがいたので何か伝えたいのかなと思って確認すると書かれてあったのだ。



若様、実はジュリア殿は前世から若様に一目惚れをしており成長したら美味しく頂くつもりでいたらこの世界に転生していたので落ち込んでいたらしいですがこの前に話を聞いたらジュリア殿が前よりも格好良くなってしまったのだけどどうすれば良いのですかと相談をされたので恐らく好きな人に素直になれないだけで若様の事は大好きなのですよと書かれあった。



・・・あれか、好きな人に素直になれないから意地悪するのが好きな人なの・・・いや、エルフなのかと理解をするとジュリアの見る目が変わって見ていた。


するとそれを見たジュリアが真っ赤になりながら自分の見る目が変わったことでバレたことが理解したのか通さんー!!!と叫びながらフラガラッハを発動して渡辺通さんを襲い始めたら若様、某は遠くに逃げますのでと言って飛んで逃げ始めたのであった。


それを確認したジュリアは逃がすかー!!阿保烏ー!!と言いながら向かおうとしたので渡辺通さんに迷惑をかけない為にもジュリアを止めてよしよしと頭を撫でてあげると真っ赤になりながらも嬉しそうにして落ちいてきたのでしばらくはそのままだなと思いながらゆっくりと湖の光景を見て休むのだった。


そしてある事を思い出すのだった、そう言えば前世で昔によく遊んでくれていたお姉さんにジュリアが似ているなと感じていた。


まさか本人だったりしてなと思いながら過ごすのだった。それにしても小さい頃に遊んだあのお姉さんは本当に綺麗だったな、理想のお姉さんという感じでそんな人と暮らせて幸せだったけどおかげさまで性癖と言うかタイプみたいなのがあのお姉さんみたいな人になってしまったけどね。

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