第27話、テティスさん、落ち着きましょう
そうしてテティスの家族や助けたエルフや魔人たちにとても厚いお礼を貰いながら宴会に近い状態になり楽しんでいた。
アンナも周りに自分以外に誰もいないから普段の貴族としての役割で我慢をしていたのかとても楽しそうにしていた。
でも自分は原作をやっているからアンナのこのような一面を知っていたけどね。
でも改めて貴族って大変だなと考えているとテティスさんが声をかけてきたのである。宴会は楽しんでもらえていますかと聞いてきたのでもちろんですと答えた。
「そう言えばアクトさんはエルフとか興味がありますか。実はこの前と今回の事で私は宜しければ貴方の側室または妾でも良いのでそばに置いといてほしいと考えているのです」
それを聞いた自分はもしかしてテティスさんは酔っているから何かとんでもないことを言っているのだなと考えてそんなに気にせずに聞き逃していた。
確かにエルフは可愛いよ、自分も前世では追加コンテンツが発表されてとても楽しみにしていたぐらいだから。
その前に亡くなってしまったのは真面目に不覚としか言えなかった。
でも知らないこともあるからそれはそれで良かったかもしれないけどと考えていると料理には強いお酒成分があったのか酔いが回ってきたので自分はそろそろ休みたいのですが案内をお願いしますとテティスさんにお願いをするのだった。
そうして案内された場所はとても静かにできそうな場所でここならば誰にも起こされずに静かに寝れるなと思いながら自分はお酒の酔いと戦いの疲れでそのまま寝てしまったのであった。
そんな闇討ちとか不意打ちとかないだろうと思っていたので何も支度もせずに寝てしまったのが良くなかったかもしれない。
次に目を覚ますと目の前にテティスさんがいたけどその服装が明らかに夜の勝負服になっておりもしかしてと思って恐る恐ると尋ねてみることにした。
「あの・・・テティスさん、自分にはこれから夜這いをするような形に見えてしまうのですけど自分の考え過ぎなのでしょうか」
そう、これは自分が思い描いた妄想だと必死に目の前の現実を否定していた。全くも自分ながらこんな妄想をするなんて余程に自家発電を怠っていたのか分かるなと誰にもバレないように起きたらやっておこうと思っていたのに現実は・・・。
「はい、アクトさんは堅い人だと感じたので私から向かうことに致しましたが・・・駄目でしたか?」
いいや、普通はこんな絶世の美女のエルフに迫ってきて嫌な男はそうそういないけどしかしながら自分は前世では童貞だったので女性を襲える勇気など持ち合わせていないのだ。
だからこそこんないきなりは対応などできないに決まっているというかその前に先程の話は本気だったのですかと聞いてからその理由はと言うとテティスさんは恥ずかしそうにしながら先程に話した通りでございますと言ってからもし他もあればと言って話をしたのだった。
「実はうちと言いますかエルフたちは前から英雄フェニックスの血が欲しがっていたのです。あそこまで強ければその英雄の子孫がいればとでもここに来たのは私の意志でありますから心配をしないで下さい」
そうか・・・ってならないでしょう!どうしてこうなったと思いながらもやはりテティスさんの祖父は自分が英雄フェニックスの子孫の生まれ変わりだと思われているじゃないですか。
確かにそうかもしれないけどでもそれにしても行動が早すぎませんかと思いながら何とかして話を逸らそうとしていたけどテティスさんにはそれはお見通しだったらしく。
このままでは真面目に色々と破廉恥な展開になってしまうので自分はとりあえず求める事はこの世界が元々原作ゲームなのでセーブをしてからロードをしたいのですけど何処かに吹き出しはありますか。
画面の下にある吹き出しにはセーブ、ロードそしてオプションなどがあったはずだからそこを調べればとりあえずこの状況をセーブして留めておくことができる。
この先に待ち構えているのは絶対に18禁のイベントだろ!
何とかしてこれを止める方法はないのですかと考えていると先にテティスさんが行動を起こしてきたのでもう色々と駄目だなと諦めがついたというか覚悟を決めるのだった。
それなのにテティスさんは心配性だったのかここで必要なのと言うものを与えてきたのである。それはエロゲーとかでお馴染みの淫の紋章を付与されたのであった。
それは要らないよね、と言うかそれを受けてから急に色々と下にある息子が大変な事になってきたのですけど!?
今は味方しかいないと思って【結界の極意】など使って結界なんて張っていなかったからもろに受けてしまったのですけど!?
もう、ここまで誘ってきたのだからどんな事が起きても文句は言うなよと伝えながら美味しく頂くことにしました。
そうして翌朝になり自分は冷静なりながら起きたのだけど・・・やってしまったーーー!!と内心で叫んでいた。
誘惑に負けてしまったのは自分のせいだけどそれにしても激しかったなとだけは言えるけど何だかんだで童貞と言う所持していたスキルがなくなったのは良かったと言うべきなのかな。
それはそれとして寝ていたのに疲れてしまったような気がするなだけだなと思っているとテティスさんはとても元気そうに起きてきたのだけど何であのような動きをしてそこまで元気なのかと自分は驚愕をするのだった。
アンナに気が付かれないかなと心配をしていたいくら何でも知り合い同士がヤッたらねと思いながらアンナに会うと無効は全くも気が付かずにいつも通りにしていた。
やはりアンナは原作でも描かれていたけど結構アホな子なのだなと今回ばかりはそれに助かったなと思うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます