第25話、これで一段落
そうしてアンナが修行の成果を思う存分に発揮してダークエルフや正気を失った魔人相手に無双をしている一方でアクトは刀に導かれるようにとある場所に向かっていたのだった。
その場所はこの乱れを起こしている邪悪な結界が張っている場所に辿り着いたのであった。
しかし、予想していたよりもかなりの強大な結界で破壊するのに時間が掛かってしまう上にこの地に汚染された奴はどうしようと考えていると刀がまるで自分を信じろと言うばかりに光り輝いていたのである。
と言うか刀なのに意志があるのかなと思うぐらいに反応をしていた。
なにか特別な刀かも知れないと考えていると自分はそう感じながら邪悪な結界の中心部に来ていた。
そうして自分はこうすれば良いと何となく理解をして結界内で持っていた刀を突き刺して破壊しようとした。
すると結界から夥しいぐらいの邪気が出てきたが全て刀が浄化していたのである。ついでに自分は何もしていません、ただ結界内で刀を突き出しているだけです。
この刀は物凄いものだなと改めて感心をしていたけどこの刀は原作で見たこともない刀でもしかして追加コンテンツからかなと思ったけどここまでチートな刀を出すとは思えないだよな考えていた。
どこから別の作品なのであろうか、それにしてもこんな形の刀は見た事もないからな・・・いや、そういえば一つだけこれに近い物が存在していた。
でもそれは前世でもあり今の世界でも神話と語り継がれている伝説の英雄、フェニックスが使っていた流星刀に近いけどまさかな、そんな伝説が来るわけがないよな。
もしそれが来たらある意味歴史的に凄いことになるからな。
英雄フェニックスの話はギリシャ神話にも日本神話にも中国の言い伝えにも全ての神話に登場する英雄であり物凄い強さを持ち合わせてそれに従う旗本2千共に多くの戦場を渡り歩き多くの者たちを救った英雄で未だに研究をされている物語で日本では何処かの大名の娘と結ばれたと言う話がつい最近になって判明したらしい。
その大名は一説ではあの戦国時代を代表する毛利元就の娘だったのではないかと言われている。
それが本当だったらとんでもない事になるけどそれを完全に証明する前に自分は亡くなってしまったから知ることが出来なくなってしまったけど。
でもそれって蝮さんに尋ねたら全てが分かりそうなんだよね。もしかしたらあの人は英雄フェニックスの部下だった可能性が高いのだからと考えている間にも結界の浄化が終えてきれいに無くなっていた。
これで今回の騒動は終わりを迎えただろうと一安心をして辺りを見渡していた。一応、敵がいないかも含めて辺りをしっかりと見ていた。
やはりと言うべきか先程よりも辺りの景色が明るくなり元の状態に戻ったように感じとれた。
それにしても綺麗な場所だな正しくエルフたちが住んでいますよと言うほどに綺麗であった。
これは確かにテティスさんがこの場所を紹介したかった気持ちが分かるなと思いながら自分はアンナたちの所に向かった。
それにしてもアンナはどれだけ強くなったのであろうかあの様子ではかなり自信がある様子だったから任せたけどと少しばかり心配になりながら向かうとそこには叩きのめされていた大量のエルフと魔人達がいたのであった。
それを見て自分はいらない心配だったなと思いながらアンナの方を見ていると朝飯前ですわと言ってドヤ顔をして嬉しそうにしていた。
一方でテティスさんはあまりにも驚いた顔をしてアンナを見ていた。
余程な戦いだったのはこのエルフ達と魔人達が山のように積まれているのを見れば分かることだった。
それにしてもここまで短期間でアンナが強くなるなんて流石原作メインヒロインだと言えるなと思っていたらアンナが自分に対して話しかけてくるのであった。
「全くもアクト、遅かったわね。あまりにも遅いから私も貴方の戦いに参加をしようかなと思っていたぐらいよ。それにしても良くあの結界を破壊できたわね。流石に【結界の極意】を持っていると違うのかしら」
「いいや、アンナ。今回ばかりはこの刀に助けられたと言うべきかな。実は急に自分の前に現れて抜いてみたら物凄い力と再生能力を持っていたみたいであっと言う間に怪我とかも治ってしまったぐらいだ」
そう言ってから実際の刀を見せると確かにこれは素晴らしい刀ですわねと高く評価をしていた。
貴族でもあり原作メインヒロインから見てもそう感じるのかと思っているとテティスさんがあわわと言って何か信じられない物を見た様な顔になっていたので気になって尋ねてみた。
「あ、アクトさん。その武器はかつて全ての世界を救ったと言われている伝説の英雄フェニックスの使っていた流星刀ですよ、それは!!」
それを聞いてやはりそうだったかと思って少しばかり間が置いてから自分とアンナがえーーーー!!!???と体から叫んだのであった。
アンナも目を何度も擦りながら自分が持っている流星刀を何度も見ていた。
自分も目を擦りながら確認をしていた、そんな伝説がこんな所に来ても良いのかと思いながら見ていた。
その時にテティスさんが私の祖父なら何か分かるかもしれませんのでついてきてくれますかと言われた。
確かに気になるからもしも分かる人がいれば聞きに行きたいと感じたのでテティスさんに案内をお願いするのだった。
そうして向かいながらテティスさんとアンナと会話をするのだった。
「テティスさん、体調は良くなったのですね。一時は本当にどうしようと思いましたけど元気になってくれて良かったです」
「それはアンナさんが私の為に戦ってくれましたので私はすぐに元気になりました。アンナさん、本当にありがとうございます、それとアンナさんも何か英雄フェニックスとの関わりがある悪魔なのですか」
「そんな事はないですわ、私は何処にでもいないですが貴族の娘ですわ。そんな神話と関わりなどご先祖様ならあるかもしれませんけど少なくても私、自身はありませんわ」
そうなのここまで強くなった上に原作メインヒロインなら普通に考えて自分なんかよりも関わりなど持っていそうな感じをしているのですけど。
それにしても自分は一体どんな形であの英雄フェニックスとの関わりがあるのであろうか。しかし、英雄フェニックスなど見たこともないからなと考えていた。
そんな事を話をしていたら街が見えてきて先程に見たときよりも明るく見えていたので今度は普通に入れそうだなと思いながら街の中に入るのだった。
そうして中に入るとテティスさんの周りに多くのエルフ達が集まって無事だったで安心しながらも再会に喜んでいた。
やはりテティスさんは他のエルフたちに慕われているのだなと思いながら目的の場所に案内をお願いしますと言うとテティスさんはそうでしたと他のエルフたちに後でまた話しますと言ってから自分たちと共にテティスさんの祖父がいる屋敷に向かうのだった。
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