第24話、アンナの奮闘とテティス

一方、アクトが敵の隊長と戦っている時にアンナはテティスを守りながら一人奮闘をして戦っていた。そしてアンナはここまでの経緯を思い出していたのであった。


アンナはこの前にアクトによって裏ダンジョンと言う初見では間違いなく腰を抜かすどころか絶対に行きたくないような場所に修行の為だと言うばかりに連れて行かれて超危険生物たちが住む場所を一泊2日をしてアンナは急成長を遂げていた。


その成長を早く試したいと思いながらもその機会はすぐに来ないだろうと思っていたらアンナはこの時にとある変な人物らしい人からアクトの身に大変なことが起きそうだと言われたのである。


あの様な裏ダンジョンに平気で過ごしているアクトが大変な目にとアンナも最初は信じようとはしなかったが次第にアンナはアクトのことが心配にその話を信じる様になり詳しい話を聞くのだった。


その内容はアクトがこの前に見つけたオークは実は呪いをかけられたエルフでそれを理解したアクトはそのエルフを助ける事になるのだけどそのエルフの出身の場所もとある組織にやられてアクトは一人でそのエルフを守りながら戦うつもりだと。


アンナはアクトの性格を考えて間違いなく一人で戦おうとするだろう、そして他の困っている存在がいれば誰よりも率先としてやるであろうから余計にこの話に信憑性が付いてきたのであった。


だからこそアクトが苦戦をする現場に私自身が通用がするのかと思っているとその変な存在に君はアクトくんに一方的に負けてばっかで構わないのかなと挑発的な言葉にも聞こえる内容を言ってきた。


そんな言葉に黙っているアンナではなかった何ですってなら私が一方的に負けていない所を見せてあげますわと堂々と伝えるとその人物はそれぐらいの思いがあれば助かるかなと言ってからその人物からいろんな物資などそして新しい武器などもくれたのであった。


その中でも浄化の雫や氷結竜のレイピアなど私が今後に手に入るかわからないものをくれたので本当にこの人は何者なのとアンナはそう考えてその変な者の正体を聞いてみたのだけどその男は笑いながら答えるのだった。



「そうだな、もし答えるならアクトくんに対して心の底から幸せになってほしいと思っているおじさんかな?それと頼むね、未来のアクトのお嫁さん」



それを聞いたアンナは真っ赤になりながら全力で否定をしていたけどその男は笑いながら本当に若いのは良いねと嬉しそうに見ていた。


そしてアンナはこれから大きな戦いになると理解をして支度をしてからその男の所に向かい転移をしてもらうのだった。


その男も本当なら直接に助けに向かいけどそれよりもやらないといけない事がありその為に他の信用できる人に依頼をしているらしいけどそれでも到着に遅れると思うから君が一番の頼りになるかもしれないと言われてから私は転移をさせられた。


そうして転移をしたら向かう先はわかると思うから頼むねと言われてしまってそのまま放り投げられたような感じになったけど確かに転移をしてすぐに向かうべき場所が分かりそこに向かうのだった。


そこに向かうと苦しそうにしているエルフと困り果てていたアクトがいたのだけどアクトの視線の先にいるのは明らかに怪しそうな爺でありもしかして追っているのと気がついた私は気づかれていないことを利用して不意打ちをして敵の足止めをするのであった。


あれもいくらか良い武器であるけど今回に貰った武器が良すぎるので景気良く使い捨てのように投げ飛ばした。


そうしてアクトたちに合流したけど名前も分からないエルフを見てすぐになるほどねと私はすぐになんで浄化の雫を渡されたのか理解をしてすぐに取り出したのである。


あの男はここまで計算をしていた訳ねと考えながら使うように言ってから私はアクトに対して早くあの様な爺ぐらい倒して来なさいと言うとアクトは感謝を言ってから先に進んだ。


そうして私は迫りくる敵を確認をしながらエルフとの軽い自己紹介をするのだった。



「そう言えば自己紹介がまだでしたね。私はアンナ・クロスガーナ、名門家クロスガーナの娘ですわ」

「私はテティスと言います、この地のエルフの族長の娘であります。アンナさんは貴族様でしたのね、それなのに礼儀も出来なくて申し訳ありません」

「気にしていないわ、貴方が大変な目に遭っているのはあんまり知らない私からでも分かるぐらいだから。それよりも申し訳ないわね、貴方の知り合いとかも傷をつけることになってしまうのに」



それを伝えるとテティスはいいえ、助けてもらったのに文句なんてありませんからと慌てて返してきたけどやはり良いエルフですわねと思いながら待ち構えているとテティスがやはりアクトさんの事は好きなのですかと聞かれたので私は全力で否定した。


確かにアイツはそこそこ格好いいけどそれまでだからねと伝えながら油断をしているといつもセクハラみたいな事になるのだからと説明したけどそれを聞いてもテティスは本当に仲が良いのですねと言いながらもしアンナさんが要らないなら私がアクトさんを貰っても良いですかと言われた。


それを聞いた私はすぐに駄目と答えたけど何でだろう、普通なら別に気にすることではないのに私はアクトが私の元から離れると一瞬考えてしまってとても嫌な気持ちになってしまった。


本当は・・・そんな事を考えていたら相手がついに近くまで迫ってきましたわと思って少しばかりモヤモヤしている気持ちを晴らす為にも全力で参りますわと思いで私は男から譲り受けた氷結竜のレイピアで敵に向かって突撃をするのでした。


すると周りが一気に氷が発生して多くの足を止めてしまいました。この威力に私は驚愕を覚えてしまいましたけどこの力に溺れてしまわないようにしっかりとしなければなりませんわ。


誇り高きクロスガーナ家の娘としてと思いながら攻撃や氷魔術で敵たちを足止めしながら出来る限りに多くの者と同時に戦わないように振る舞っていた。


これはアクトから学びましたけどやはり理に適っていると私はそう感じながら戦っていました。


氷魔術、それは使いづらい属性で世間からは高い評価を受けていない魔術でありましたけどアクトだけはそんな事はなくむしろかなり有効に使える属性だと思っていたしたわ。


ですが私も氷魔術はどうすれば使えるのかと聞かれた時にアクトはまずは敵の動きを止める事にも使えるしそれに地面を凍らせれば相手から勝手に転んでくれて戦いの転機など作りやすいことになると考えていると教えてもらいました。


そして今日、実際に使いまして本当に何でもできてしまってここまで有効な属性だと私は気が付かなかったですわ。


だからこそ言えます、アクトと共に進めば私は更なる高みに進めると私は信じています。


そんな事を胸に思いながら私はアクトが勝つ事を信じて一人で応戦していましたけどあの恐ろしいダンジョンから帰還しただけに私の体はとても強くなっておりダークエルフや正気を失った魔人では私の相手になりませんわと思いながら私は奮闘しているのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る