第21話、テティスさん共に
そうして目的も果たしたけど時間も遅くなってきたので今日はここで一休みをして翌朝にテティスさんの故郷に送りそして帰る、予定内に帰れそうで本当に良かったと思いながら作業に移っていた。
食事の支度をしているとテティスさんが自分に対して改めてお礼を言いたいと言ってきたので自分は自分が好きな様にしただけなのでそこまでのお礼はいりませんよと返答した。
それにここまでの絶世の美女を助けた事に満足をしている。
と言うかこの子は原作メインヒロインではないけどもしかして自分が前世で亡くなる前に発表されていた追加コンテンツのキャラだったかもしれないなと改めてそう感じていた。
そうなるとやはり最後までやりたかったなと思いながら料理をしているとテティスさんに今後の予定を話すとテティスさんはそれでは学園に帰ってしまうのでさすがと聞かれてしまって自分はその通りだなと言った。
するとテティスさんが実はエルフ里の近くにある魔女学園に興味はないですかと聞かれた。
魔女学園ってやはり追加コンテンツで登場する学園の名前だ。
そこから二人の留学生が来るのだとその二人が追加させる予定のメインヒロインたちで自分はとても楽しみにしていたけどその前に亡くなってしまった訳だ。
まさか、ある意味リアルタイムでプレイに近い状態になるとは思いもしなかったことだけどそれは置いといて本当に原作主人公は何をしているのですか。
いや、この時期なら他のメインヒロイン達と仲良くしているから何も言えないけどこの追加コンテンツが何があったのかは知らないけどさ。
それはともかく今は素直に楽しむことにしよう。原作のイベントは何かみ起きたのかは知らないけどそこがまた楽しみでもあるからね。
ともかくテティスさんを送るついでに観光を少しばかりしてくるのも悪くはないかもしれないと考えたので自分は観光程度になりますけどお世話になりますと返答をした。
地元の人が案内をしてくれるのは本当に助かるからと思っていたらテティスさんは喜んでそれをお受け致しますと受け入れてくれた。
ならば明日早くも出ることにするので今日は早く食べて寝る事にしたのだった。
戦いの疲れもあってかすぐに眠りに付けたのであった、気がつけば朝を迎えていたので自分は昨夜の残りを使って朝食を作りながらここからどれぐらいにかかるかなと思って作っていた。
するとそんな時にテティスさんが目を覚ましたので挨拶をするとテティスさんは慌てながら挨拶をしてきたけどそんなに改めなくても構いませんからと笑顔が返すと流石に何もしないのはと言ってテティスさんは恥ずかしそうにしていた。
そんなこともありながら自分達は食事を終えてから目的の場所に向かう為に裏ダンジョンを後にするのだった。
そうして裏ダンジョンから出るとテティスさんが手を握っておいてくださいと言われてもしかして転移魔術でも使えるのですかと聞くとテティスさんは恥ずかしそうにしてはいと答えた。
いやいや普通に凄いことですから誇っても良いですよと言いながら自分はテティスさんの転移魔術でテティスさんと共に転移するのだった。
そうして転移した先は普通ならとても良さそうな場所だと言いたかったけど何か不気味な雰囲気が溢れていた。
その事にテティスさんも気がついたみたいでおかしいと思って街の中に入ると急にここに住んでいるだろう住民たちが襲いかかってきたのである。
自分は攻撃を避けながら反撃をしても良いのかとテティスさんに尋ねるとテティスさんも何が起きているのか理解できていない為に混乱をしていた。
ともかくここにいると危ないから一度、退散をしないといけないと思っていたら次に現れたのはダークエルフでそれを見たテティスさんはありえないと言って何とかしようと動き始めるけどこの数が相手だといくら何でも無理だからと一度、逃げ出す事にするのだった。
そうして何とかして無事に森の中に逃げ込めた自分とテティスさんは話し合いをしていた。
しかし、テティスさんもオークに変えられていたので全てが知っているわけではなかった。
それでもそう言えばとテティスさんがオークに変えられる前に怪しい人が目撃されるという話を耳にしていたのでもしかしてそれかもしれないと言っていた。
なるほど前もって計画を練ってからこの街を支配したという訳か。
良い周到だなと感じていたけどテティスさんの大切な場所を取り返す為にもこの騒ぎを起こした本人を突き止めて倒す必要があるなと思っていた。
そして自分はテティスさんに何か敵がいそうな場所とかありますかと尋ねてみるとテティスさんは思い出したようにあることを言い出した。
そう言えばこの街で禁足地と呼ばれている場所があってあそこは魔力の流れで何かあると異変がこの辺一帯に広がるので基本的に誰も足を踏ま入れてはならないと言われている場所があるらしい。
ならばそこが怪しいなと感じたのでそこまで転移ができるかと尋ねると流石にその場所は無理だけどその近くなら行けることらしいので自分はそこで構わないからお願いと言うとテティスさんはその場所に転移をしてくれたのだった。
しかし、転移した場所は先程よりもなにか空気が重くとても嫌な感じだなと思っているとテティスさんが疲れてしまったのか倒れそうになり自分が支えてなんとかした。
「テティスさん、大丈夫ですか!?もし宜しければ近くの休めそうな場所まで送りますけど」
「アクトさん、べつに構いませんからそれよりも先に進みましょう。このままでは本当に手遅れになってしまうかもしれませんから」
そうは言っていたけど明らかに顔色が悪くなっており心配するなと言う方が難しい話である。
けれどもこの騒ぎの原因を調べて解決もしたいからテティスさんの思いに応えるために先にこの騒ぎの原因だと思われる場所に向かい始めたが向かう先はやはり原因があるのであろう先程よりも濃い嫌な感じを出していたのでほぼ間違いはないだろうと思いながらそこに向かうと明らかに怪しい者たちがいたのだ。
この原因はこいつ達だと理解して声を出しながら戦いの準備をしていた。
「お前たち、ここで何をしている!明らかに怪しい行動、説明をしないと敵対心があるとして攻撃を開始する」
そう言うと怪しい連中らは全くも血の気が多いやつだなと言いながら自分の方に振り向きながら魔術で攻撃を繰り出してきたのだった。
やはり敵であったかと向こうの反応を見て自分は本格的に戦闘の構えをして怪しい連中らに向かって突撃をするのであった。
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