第19話、裏ダンジョンの探索
それから自分はアンナにこの手紙を学園長に渡しておいてとお願いをして理由として家の用事だと嘘をついてまたしても裏ダンジョンに来ていた。
昨日の桃色のオークも来て共に入ろうとしていた。自分は怖くはないのですかと尋ねると他のところに向かっても殺されるだけなのでそれが言葉を話す事ができるのか出来ないのかとの差だけですと寂しそうに話してきた。
本当にここまで苦労をしてきたのだなと言葉を聞いただけでも理解してしまうほどであった。
まあまあ、少しばかりだけでも明るく行きましょうと言いながら自分たちは裏ダンジョンの内部に入り始めた。
でも入り口付近は既に狩り尽くして魔物の気配は消えていた。そのために奥の方に向かわないといけないなと考えていると桃色のオークが自分に対して話しかけてくるのであった。
「そう言えば。自己紹介がまだでした。私はテティスと言います、この度は本当にありがとうございます。このような姿で話を信じてくれたのは貴方が初めてでした」
「あ・・そう、なんですね。別にそこまで気にしないので普通にしておいて下さい。基本的に差別とかはあんまりしないので・・・よほどに性格が悪ければ話が変わってきますけど」
そんな事を伝えるとやはり見た目が悪いからですかと聞かれたので自分は大丈夫だからと安心をさせながら進み始めたのである。
奥の方に行けば呪いを解除させるアイテムが落ちている可能性があるから向かっていた。
でもこの代わりに相手もドラゴンゾンビやオークエンペラー以外にも現れるからそこだけは気をつけていかなきといけないなと考えていた。
そう、先に進むと他にいるのがかなりやばいやつでこの魔物だけは真面目にエロゲーから出てきただろうと思わせる魔物で幻惑や魅了など使ってきてパーティメンバーを惑わせてくるのだ。
対策としては結界など強化または【結界の極意】など持っていれば何とかなるらしいと攻略サイトにそう書かれてあった。
実際にここに来た時は既に推奨レベルよりも遥かに強くなっていたので全然脅威に感じなかったけどここは現実である。
ゲームみたいになるとは限らないので気をつけて向かうことにしよう。それに自分は良くても相方のテティスが耐えられないだろうしここは自分がなんとかするしかないなと感じていた。
でも自分はかなりレベルが高いのでそこら辺は何とかなるけど。
なんせつい最近に調べたらレベルが93だったのでもう限界値に近いレベルだった。
もちろんやりこみ要素として限界突破があるのだけどそれを特別なアイテムを入手しないと突破が出来ずにまたそのアイテムをドロップする魔物を倒して落とす可能性が319分の1の確率なのだ。
パチコンの通常時に大当たりを引く確率を引かないと駄目なのだ。なので基本的に出てこない。
廃人クラスでレベルマックスが100でそこから10レベルほどしか上がらないのだ。ついでに前世の自分は+7程で限界だった。
だから真面目に+10まで出来た人は凄いと感じていた。
そんな事で基本的に難しいので+2だけでもかなりやばいのだ。どうしてこうして限界突破が可能になったのかというと蝮さんのおかげであった。
蝮さんが限界突破のアイテムを手に入れようとして自分のレベル上げと同時にそれも狙って探していたのである。
まあ、それでも2つかもしれないけどされど2つであった。
普通なら一つも手に入らないこともあるのでそれに比べたら遥かに凄いだけどあれのアイテム集めはもうしたくはないかなと思うほどであった。
そうもしながら裏ダンジョンを進んでいくと手始めはドラゴンゾンビと遭遇したのでテティスのレベル上げも含めて一緒に行きましょうと伝えて二人で共に部屋に入った。
そうして自分はアースボルケーノを発動させてドラゴンゾンビを倒すとテティスは炎魔術が得意なのですねと言ってからもしエルフの姿に戻ることができたらオーロラライトニングを発動出来るのですがと言っていた。
なるほどテティスさんはエルフの姿になれば雷魔術の古代魔術が使えるのかと理解をしたのでもし助けることができればこれは心強い味方が増えるなと感じていた。
それにしてもここではドロップはしなかったなと思いながら先に進むのを再開をした。次は手に入ると嬉しいのだけどなと思いながら進んでいた。
そうして次の部屋に入ったら部屋に誰もおらずおかしいなと考えていた時にもしかしてと思ってテティスさんにここに入らないでくださいと伝えようとしたけど間に合わずにテティスさんも中に入ってしまった。
まずいなこれを見てすぐにあの魔物が動き出すな、どうしても名前が思い出せないでいた。
目玉があって触手みたいなものもあって幻惑、魅了などしてくる敵で一部からはそのままメインヒロインたちをエロい事にしてくださいとお願いされている程の一部には人気な魔物であった。
それはあくまでゲームでの話で実際に戦うとなれば絶対に戦いたくないのになと思っていたらやはり上の天井に隠れていたらしく獲物が来たことで降りてきた。
いやー、想像以上に気持ち悪いですけどできる事であれば関わりなど持ちたくはないのですけど逃げたいと思っているとあの気持悪い魔物の目が異様な光を出してこれが魅了または幻惑するやつかと思って目をつぶって炎魔術で応戦した。
そうすれば安全に倒せると思っていたら突如としてテティスが魅了されてしまってこちらに攻撃をしてきたのである。
いや覚悟をしていたけどこんなに早くも予想通りになってしまったのですけどと思いながらも何とかしようとして立ち回りを始めた。
こればかりは相手が悪すぎたから仕方がないとけどそれにあの魔物の名前は何だったけ?
いくら前世でもやり込んだゲームの魔物の名前を忘れてしまうなんてここまで物忘れが酷かったかなと思いながら戦いをするのだった。
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