第18話、珍しい存在との遭遇
さてと朝食を食べ終えてから朝だけ修行をして倒して行った。
自分自身に入る経験値が減っているけどこれでアンナやドラドラなどが強くなってくれているはずだと考えていた。
そうして早めに切り上げてから裏ダンジョンを後にするとアンナが私は生きて帰ってこれたーと泣きながら嬉しそうにしていたけどそこまで怖くないからなと言うとアンナは少しばかりは常識を覚えなさいと怒られた。
でもそんなことを言うなら自分もそうかもしれないけど蝮さんも何とかしたほうが良いと思うけどな。
そこは今度出会ったら伝えておこうと思いながら近くの町まで戻ってきた。
そこで一休みをして学園に戻ろうとしていた。
その時にアンナがどれぐらいに強くなったのか少しばかり確かめても良いと聞かれたので自分はもちろんだと答えてから魔物が生息している場所から帰ることになった。
そうして修行の成果は信じられない程に強くなっていると嬉しそうにしていた。
それは裏ダンジョンで殆ど初期レベルからレベル上げをすれば一気に強くはなるよねと思いながらも嬉しそうにしているから温かい目で見守ってあげる事にした。
その勢いでアンナはまた魔物討伐をしようとしていたから時間もあるから帰るよと言って帰り道に付き始めるともう少しだけで良いからと言ってきたけど既にそれを3回も繰り返しているのだからもう駄目ですと言って帰路に何とかつけた。
アンナは残念そうにしていたけどこの調子だと帰る予定が大幅に遅れているからねと伝えた。
聞いたアンナは今からだといつぐらいと聞かれたので答えたのである。
「今から帰っても夜になる可能性がある程だよ。確かに気持ちは分かるけど明日に備えようよ、強くなったから色々とやってみたい気持ちは本当に理解ができるけどさ」
それを聞くと確かにとアンナは納得してくれて帰り始めたのだけどその時にある方角から魔物の気配を感じて自分とアンナはそちらの方角に見てみるとそこには滅茶苦茶に珍しい色、肌が桃色になっているオークと遭遇したのである。
アンナは珍しいと言って倒そうとしていたけどその桃色のオークは自分たちを見つけてると真っ先に逃げ出したのであった。
なのにアンナは追撃をしようとしていたので逃げているなら問題はないだろうと言って止めたけどどうしてもと言うから分かったと答えて先程の桃色のオークを探し始めた。
それにしても自分たちを見てすぐに逃げ出すということはかなり頭が良いのかなと考えて探していると巨大な巨木の空洞の中に震えながら桃色のオークがこちらを見て怯えていた。
これはあれだないくら魔物でも可愛そうだなと感じて何もしないよと静かに伝えてからアンナがこちらに来て先程のオークはいた?と聞かれたので自分は居ないやと答えるとアンナは遠くに何処かに探しに向かった。
自分はこれで大丈夫だからと言うと桃色のオークは泣いて感謝の言葉を話したのである。
オークが言葉を話せるわけがないのにと思っていると桃色のオークは自分のことを信用できるとして話をしてくれたのであった。
実はこの桃色のオークは元々はエルフらしいけどとある呪いのせいでこのような姿に変えられてしまって里にも留まることもできずにこうして彷徨いながら暮らしていると言うのだ。
しかし、同族のエルフもそうだし悪魔や魔人からも命を狙われて毎日毎日が辛い日々を過ごしていたと言うのだ。
見た目が見た目だから会話もできずに寂しい思いをしていたけどこうして話ができただけでもかなり嬉しいというのだ。
悲しい過ぎるでしょうがと言いながらもでは何か食べると言うと桃色のオークは泣きながら感謝を言われたけど別に大したことではないからと言いながら呪いを解く方法を考えていた。
原作ゲームでは確か、ストーリーの後半でそれらしいアイテムを手に入れるけどそれを取るとストーリーに大きく変わってしまうからなと考えていたけどならば裏ダンジョンで手に入れたら問題はないのじゃないかと閃いた。
そうと決まればすぐにでも向かいたかったけどそんなことをしている場合ではないからなと思っていたけどこの人物の置かれている状況を考えると・・・明日、学園に三日間ほど休みますと伝えた方が良いなと考えた。
そうして休んだ間に見つけて助けてあげれば良いかと考えていた。
理由はまあ、適当でいいかなと思いながらこれからの予定を考えるのだった。
またしても裏ダンジョンに向かう事になるかと少しばかり飽きてきていたけど他の人を助ける時にそんなことを言っている場合ではない。
大変な事になったけど誰かのために頑張ればいつかは自分に返ってくると信じているので頑張ることにしたのである。
それにしても女性なのにオークに変えられてしまって本当に災難だなと感じていた。
このタイプは原作キャラではないけどここはあくまでゲームに似ている世界であり現実でもあるのだ。
困っている人がいたならば助けてあげれば気持ちも良いしその上に困った時に助けてくれるかもしれないからここで助けておくのは彼女の為でもあり自分の為にもなるのだ。
それにしてもエルフなのか・・・初期の段階ではエルフのヒロインはいなかったのだけど死ぬ前で確実ではなかったけど追加のヒロインがエルフだと話があったからもしかしたらそれに関係をするエルフかもしれないなと考えるのだった。
ともかく一度、アンナの別荘に戻り学園に三日間ほど休みますと手紙を書いてから戻る事にするのであった。
これがまさか新しい出会いになるとはこの時の自分には知る由もなかった。
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