第16話、ドラゴンの孵化
あれから自分は周りから褒められるのかやと期待をしていたけどレオンが周りの者たちに自分に対して良くない噂を流されて皆はレオンを信じたらしく相変わらずに味方がアンナだけとなっていた。
そしてドラゴンの孵化をさせる為に出来る限りにがいつも持ち合わせて過ごしていた。
ドラゴンの孵化には強大な魔力が必要になりその為にドラゴンの両親はひたすらにお互いに卵に魔力を流しているのだ。
その為に魔力を多く受け取った相手を親だと思う傾向がありそれをすれば【テイムの極意】がなくてもテイムする事ができるのだ。
しかし、膨大な魔力が必要となり基本的にできないと言われている。
現実にドラゴンをテイムしているのは【テイムの極意】を持っているのかそれか先程の行動でテイムしたやつが3頭ほどしかないのだ。
その為に大変であるけど出来なくは無いからと必死に頑張っていた。
そしてそんなある日に自分が今日も疲れたとして寝ようとした時にドラゴンの卵がかつてない程に動いたのを見てもしかしてと思って見守っていると卵にヒビが入り頑張っていたので応援をして見守っていると遂に破れた先に出てきたのは小さなドラゴンで滅茶苦茶に可愛かった。
自分は生まれてきたドラゴンの赤ちゃんを抱きしめて可愛いねと言うとドラゴンの赤ちゃんが嬉しそうにして炎のブレスを吐いてきた。
全くもこんなところでブレスなんて吐いて駄目なんだからねと言いながらも自分はこの子の名前を考えた結果、ドラドラに名付けた。
すると嬉しそうにして羽を動かして喜んでいた。今日は遅いからもう寝ようかと言うとドラドラはお腹が空いたらしく自分は何かあったはずだと思いながら先程に残った料理があったはずだと思いだして持ってきて食べさせた。
ドラドラとても美味しそうにして食べていたのを見てよかったと思いながら見守っていた。
そして今度こそ眠りにつくのだった、翌朝にすぐに生まれてきたドラドラをアンナに見せつけたのである。
すると本当にドラゴンが孵化をしたのと驚いていた。
そうしてからアンナもドラドラの様子を見に来て意外と可愛いのねと言われたけど大抵の生物の赤ちゃんは可愛いと思うよと思いながら見ていた。
今日は前世で言えば土曜日に当たる日なのでゆっくりとドラドラと過ごそうかなと考えていたらアンナからとあるお願いをされたのであった。
それは自分が行っている鍛錬を私にもさせて欲しいと言われたのである。
実はあれからアンナの実家から話が来て予定していた決闘が半月後だったのだけど延長になり今度は大勢のいる前で戦う事になったのだ。
自分はできる限りに戦うつもりだから気にしていないけどアンナはそうも言ってられないので自分が普段やっている鍛錬をすれば実力が埋まる筈だと言う事でお願いをしてきたのだった。
なるほどなでも次に戦う相手にお願いをするなんて余程に余裕がないのだなと理解をした。ならばそれぐらいのお願いを引き受けてあげるかと考えて受け入れた。
それに鍛錬をしている場所は裏ダンジョンでありあそこには最高級クラスのお肉がありそれをドラドラにも食べさせることができるので問題はないなと纏まって向かう事になったのだ。
そうしてから自分たちは目的の場所に向かい始めていたのだけどその途中でアンナが顔色を悪くして何処に向かっているのよと心配そうに聞きてきた。
「あのね、ここから先は禁足地と呼ばれている場所で伝説だととある洞窟がありこの世の危険な者たちが住んでいると言われているのよ。だからこれ以上は行くのは止めましょう」
いやいや、それは駄目だからだってそこが目的の場所なんだからと伝えるとアンナとドラドラが目をパチパチさせて自分の言葉を疑っていた。
アンナが冗談だよねと苦笑いで聞いていたけど冗談ではないよと伝えると真っ青になり帰りましょう、流石に死ぬだけですわと言っていたけど短時間で強くなるにはここが一番だからと説得した。
確かになるかも知れないけどそれよりも先に死んでしまうじゃないと泣きながら逃げようとしていたので捕まえながら向かうことにした。
そうして洞窟の前に辿り着くと本当に入るの入らないといけないのと泣きながら聞いてきたので自分は当たり前だと言って裏ダンジョンに入るのだった。
そうして覚悟を決めたのかアンナは泣きながらここで死んだら祟って呪ってやると恐ろしいことを言っていたけど大丈夫だから自分が最初は守って魔物を倒していくからアンナとドラドラはそれを見ているだけで良いからと伝えた。
するとアンナが驚いた顔をしてアクト一人で倒せるほどにここにいる化け物たちは甘くないのよと怒りながら説明をしていた。
でも実際に倒せているからな、学園に来る前にも腕試しで何体も倒していたから大丈夫なはずだと思いながら進み始めたのである。
そして自分はでも景色とかはとても綺麗でしょうとと言うとアンナはまあ、そこだけは認めてあげるけどと言って共に進んでくれていた。
そうして大広場らしい場所の前に辿り着いた、ここはドラゴンゾンビが現れる大きな空間でよしまずは挨拶代わりだと思いながら扉を開けて中に入るとやはり予想通りにドラゴンゾンビが目の前にいたのだ。
アンナはそれを見た瞬間に泣きながら扉を開こうとしたけどこの裏ダンジョンはその場にいる魔物を倒さないと開かない仕組みになっているのだ。
だからいくら頑張っても壊れることがないのだ。
それを必死に壊して逃げようとしているアンナを見て少しばかり可笑しいなと笑ってしまったけどアンナは泣きながら本当に何でこんな化け物がいる場所に連れてきたのよと起こっているのか泣いているのか分からない状態だった。
でもそろそろ倒さないと向こうも攻撃を始めてくるだろうし早速、アースボルケーノを唱え始めた。
「太古より語り継ぐ業火よ、地獄より舞い上がり、生きる者を全て焼き尽くせ!アースボルケーノ!!」
そう言ってから自分はアースボルケーノを発動させて一瞬でドラゴンゾンビを倒すのだった。
やはりドラゴンゾンビには炎魔術がかなり有効的だからレベル上げには個人的にはもってこいと言うやつだなとウンウンと頷いているとアンナが何かとんでもないものを見てしまったような顔になりながら自分に対して話しかけてきたのである。
「あの・・・アクト、今の魔法は何かしら私にはとても信じられないものに見えてしまったのだけど念の為に聞きたいけど答えてくれるかしら」
「??あれは炎魔術、古代魔術クラスのアースボルケーノだけどやはり初めて見た感じ。どうだった自分のアースボルケーノはアンナの目から見てまだ改善の余地がありそう?」
そう質問をするとアンナは大声で自分に対して自分が何を成功させたのかその価値をまずは知っておきなさいーー!!と言われて流石にうるさいと思った自分は耳を塞いでいたけど何をそこまで言うのと思っていたらアンナは本当に価値が分からないのと言われて自分はとりあえずはい!と返事をした。
するとアンナは頭を抱えながら説明を始めようとしていたけどとりあえずまずはここに野営する支度をして今晩の食材も手に入れてからでも構わないかと言うとアンナはその後にしっかりと私の話を聞いてくれるなら何でも良いわよと言われたのでまずは野営の支度をしてから今度はオークエンペラーを探しに走り出した。
ついでに野営した場所には強力な結界な上にシステム的に一部屋に敵がいる感じになっている裏ダンジョンだから来る心配はないから遠慮なくオークエンペラーを討伐してそのお肉で夕食を作ろうとするのだった。
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