第13話、何?この極意??それよりもヤバいことになっていました
アンナたちが大天使と戦う少しばかり前・・・相変わらずにアクトは抜け出せずに道に迷って走り回っていた。
どうしよう完全に道に迷ってしまったのですけどこれは笑い事ではないよね。と言うかゲームではこんな場所で迷うことなんてないでしょうと言っていた前世の自分に怒りたい気分であった。
いくら準備をしたと言ってもそれはあくまでここの負けイベントを覆すために用意したものでありこのような事態に備えではないのだ。
一刻も早く外に出てみんなよりも先に向かわないといけないのにと思いながら進んでは邪魔をしてくる魔物たちを倒して行った。
それでも時間がすぎるたびに焦りを感じていた。このままだと先に他のみんながあの化け物と呼ばれている大天使であるミカエルに遭遇してしまう事だけは避けたいのにと考えていた。
そんな時に自分はある物を発見したのである。それはスキルを与えてくれるオーブであり自分はこれに転移関係のスキルが習得してくれることを祈るだけだと感じてオーブに触れてスキル獲得に動いた。
頼むから転移関係のやつでお願いしますと思って待ち構えていると獲得したスキルは想像を超えるものであった。
スキル獲得【ラッキースケベの大極意】
・・・なんじゃこれはぁぁぁぁぁぁ!!??
聞いたこともないスキルを習得したのですけどラッキースケベの大極意って何ぃぃぃぃぃ!!??
と言うか大極意って前世では聞いたこともないやつなのですけどそれは大丈夫なのですかと聞きたいけど誰も答えてくれるはずもないと思っていたその時に風に伝わって声が聞こえてきたのだ。
(ほう、そのスキルを手にいたのはお前か。名前はなんと言う)
自分は何者だと思ったけどもしかしたらここの出口など知っているかもしれないと感じたので素直に答えることにしたのだった。
「自分はアクトと言う人間で御座います。それと貴方はこの場所の出口など知っていますか、もし知っていましたら教えてくれると大変嬉しいのですけどお願いできませんか」
そう言うと風から伝わって答えてけれたのである。それに関しては構わないとその代わりにお前には是非とも頼みたいことがあるというのだ。
まあ、教えてくれるならと思いで引き受けるとその内容を教えてくれたのである。
それはラッキースケベにどハマリしてしまったので是非ともリアルでも見たいと思ったから美少女や美女たちにラッキースケベをするようにお願いをされた。
けれども自分は既に前科を持っている人なのですよと言うと風からなのに興奮しているのが理解できるぐらいに息を荒くして嬉しそうにしていた。
しかも声からの主は女性らしいので余計に残念な気持ちになってしまった。
何でこんな事になってしまったのかと嘆きたくなったけど今はそんなことをしている場合ではないと気がついてすぐに説明をした。
実はこの場所にとても強い大天使が来ているので友達など遭遇する前に何とかしたいと伝えるとそれは無理だと言われた。
自分は何故ですかと聞くとそれはもう他の者たちはその大天使ミカエルに遭遇してしまっているかららしい。
何だと!!それは急がないと死人が出てしまうと自分は慌てていたが声の主はしかし、とある悪魔が足止めをして死ぬとしても一人だけだと言っていたがその足止めをしている悪魔の名前を聞いて驚きのあまりに声を上げた。
「何・・・アンナ・クロスガーナが足止めをしているって・・・風の声の主様、その人を助けないと自分はラッキースケベが出来なくなりますと言うか先程にした人物が彼女ですから」
それを伝えると声の主はそれを先に言うのだーーと声を上げて出した。すると風に乗らせてくれるらしく一気にアンナ・クロスガーナの場所に向かわせると言って自分はその声の主を信じて風にのって一気に進み始めた。
風に乗って移動は信じられないぐらいに速くこれならば間に合うと確信をして先に進んだ。
そして最後に声の主に感謝を伝えてできる限りに頑張りますからと答えてから自分は戦闘態勢を風に乗りながらしていた。
そうして辿り着いた時にはアンナはかなりボロボロであったけど生きてくれていた。
それでもやばい状況には変わりはなかった、あと少しだけでも遅れていたら取り返しがつかないことになっていたかもしれないと考えているとアンナがどうして来てしまったのよと言われたのですぐに答えた。
「友達を助けるのに理由なんて必要なのか。アンナ、本当に誇り高きクロスガーナ家の娘さんだなと思ったよ。遠くからでも感じ取れたほどだ、だからこれからは自分がバトンを渡してくれないか」
そう言うとアンナは少しばかり安心した顔をして答えてくれたのである。
「そうね、私も疲れちゃたからアクトにお願いしようかしら。だから負けては駄目だからね」
聞き届けた自分は勿論だと笑顔で返答してからアンナを守る為に結界を発動させた。【結界の極意】があるからそれなりに強い結界が出来るはずだから。
それとその結界の中には回復させる様にしておこう、こちらも【回復の極意】があるので実現が可能となっていた。
そしてそんな状況になったおかげなのかアンナは疲れで寝てしまった。まあ、下手に力を見せたくはなかったから良かったけど、それとあの大天使ミカエルにはしっかりと礼をしないとなと殺意を出して向かい始めた。
すると小手調べのつもりなのかエンジェルドラゴン如きが攻撃してきたけど得意の炎魔術で返り討ちして倒した。
大天使ミカエルさんよ、自分を舐めていると痛い目に遭うから始めから全力で殺すつもりでこいと言うと大天使ミカエルは笑いながら人間如きが良くもここまで強気に出てこれましたねと殺意を込めて話してきた。
それでもこちらもかなり怒っているのだ、初めての友達と呼べる存在をここまで傷つけたのだ。
深手を追うぐらいの覚悟は出来ているだろうな!!大天使ミカエル!!!
そう戦う意志を固めた自分はすぐに斬撃で攻撃を始めた。
まずは飛んで回避などさせない為にも羽を切り落としたいと考えて攻撃をしていたがそこは流石に相手も理解しているらしく避けてこちらに対して反撃もしてきていた。
無論、反撃を避けては羽を切り落とそうと必死に攻撃をしていた。
相手も魔術ではこちらが炎が得意な事は先程の攻撃で知られただろうから遠距離戦をする時には何かしらの考えまたは秘策があると思って良いだろうな。
その前に倒しておきたいところであるがそこはやはり強力な中ボスと言うべきなのか、倒れる気配を感じなかった。
なので斬撃に加えて炎魔術でも攻撃をしたが当たった攻撃もあるが大半が避けられてしまったのである。
流石、裏ダンジョンでも通用すると評価されていた大天使ミカエルだけはあると感じながらもどの様にすれば決定的な一撃を与えることができるのかと考えていた。
しかし、相手もこちらの様子をうかがっているようで決定的な一撃は何もしてこなかったが相手も体力には限界があり避けるのにも体力はそれなりに使っているはずなのでそろそろ攻撃を仕掛けてくるかもしれないと感じていた。
その時に相手は飛べない人間がと言って空高く飛んでしまったのである、これでは自分では魔術攻撃をするしか・・・いや、思い出せ先程に声の主がやっていた風魔術で高速移動したことをそれを上手く行われば羽がなくても空高く舞い上がるはずだと自分は風魔術を発動させた。
そして先程まで乗っていたみたいにその風に乗り自分は空高く飛び出した、それを見た大天使ミカエルはあり得るかと目の前の光景が信じられないみたいで驚いていたが実際に出来たのだから現実を見ろと思いながら空中戦を始めるのだった。
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