第11話、初めての校外授業
それから自分は授業中に見せた!?力で少なくても前よりも陰口は減って軽い会話ならしてくれるようになったのだ。
これは大きな進歩でありこれからもこのようにしておけばいつかは友だちができること間違いなしと言える。
その上にアンナからは友達としてなら構いませんよと言われて自分はもうかなり脳内がお祭り騒ぎになって喜んでいた。
そんな出来事もありに完璧とは言えないけど良い学園生活になりつつだったある日に校外で授業をする事になったのだ。
そう言えば今頃だったな始めてのフィールドに出た感動を思い出していた。ここで滅茶苦茶にレベル上げをしてストーリーのボスに備えていたなと思い出していた。
でもな初めてのボスが負け確定の負けイベントだったなんて分かるわけないよな・・・あれ?もしかして実はこの出来事って滅茶苦茶に危ない。
でも急に中止して方が良いとは言えないからな、でも待ち構えているのは終盤で倒すことになる大天使のボスであるだけどな。
だから今の戦力で倒すのは普通のプレイをしているならかなり難しいというべきであるけど今の自分は蝮さんによって強くなっているからもしかしたら何とかなるかもしれないと思ったけど大変なことには変わりはないのでしっかりと支度をすることにした。
周りからはこれから向かうのは安全な狩場であるだからそこまでする必要はないと言われていたけど原作を知っているからそんな事はできないからと思いながらも下手に心配をかけたくないから笑いながら備えておけば憂いはないからさと答えた。
そうして自分はついに運命を分ける場所に辿り着いたここでしっかりと勝たないとクラスから死人が出てしまうからここは強くなった自分が倒して行くのが良い。
それと出来る事ならば周りからそんなにチヤホヤされたくはないから出来れば隠れて一人で解決をしたいと考えていた。
それにそこまでの活躍をすれば原作主人公、レオンの成長を妨害するだけではなくてラスボスである女神からも目をつけられてしまうから出来る限りに目立つこともなく行動をしたいと考えていた。
そんな時に担任の先生がここは簡単狩場なので個人で向かうようにと好きなようにして自由行動になったので自分はすぐに前に進んで奥にいるだろう大天使を先に倒す事にした。
みんなは普通のルートを使うだろうから自分はバレない為にも迂回ルートを急いで走り抜けて先回りをしようと考えた。
そうして自分は走り出すととても弱い魔物たちが現れたけど自分の速さについてこれる魔物はおらず自分はただひたすらに向かっていたのだけど思っている以上に複雑な構造をしているせいで道に迷ってしまったのだ。
やばいやばいやばい、道に迷っている場合ではないのにこのままだとクラスから確実に死人が出るのにと何とかしないとと思いながら走って突破口を探していた。
落ち着いて思い出せ、この場所にはとあるからくりがあったはずだから思い出せばすぐに突破ができるはずだと自分を落ち着かせて考え出したのであった。
一方、正規ルートを選んで進んでいたアンナたちはしっかりと魔物を倒して進んでいた。
そうして周りにアクトがいないことに気がついて周りの者たちにアクトは何処にいるのと尋ねてみると周りからもしかしてアクトの事が気になっているのと言われてアンナはすぐに反論した。
「別にそんな事はないからね、ただ私にまぐれとはいえ勝った男がこんなところで倒れてしまったら私の誇りが許せないだけですわ」
それを言うと周りからはなるほどそれが建前かと言われて違うからと反論して進んでいた。
いくら何でも弱すぎる魔物で戦闘らしい戦闘などなく進んでいた。
しかし、進んでもアクトの姿はなく本格的に心配をしてきていた。アンナはこれは別に料理人がいなくなるのは困るからとか勝ち逃げなど許さないなどの気持ちもあった。
しかし、アンナには既に違う気持ちもあったのだけどそれには本人も気がついておらず進んでいた。
それを見かけていたレオンがアンナに対して話しかけてきたのである。
「アンナさん、貴方は本当に大変だなと思いますよ。あんな下等生物の人間の付き合いなどするなんて俺にはとてもではないですけど出来ませんよ」
「別に私は苦労などしておりませんよ、それよりもアクトと一緒にいると色々と学べる物が多くてむしろ有り難いと思っていますわ」
「そうですか、俺から見ればとてもアンナさんにご迷惑をかけているように見えますけど。そこまでして彼をかばう理由などないじゃないのですか」
それを聞いていたアンナは全くもしつこい男だなと感じていた。確かに迷惑をかけているところもあるがそれ以上に学ぶところもあり助かっているところもあるのだ。
少なくても劣等生みたいに扱うつもりは全くもアンナにはなかったのであった。
そのような事もありながら先に進んでいくとアンナは不気味な空気を味わったのである。
この先に向かえば何かとても嫌な予感がすると本能的なものが警告していたのであるがここで引き下がったら笑い者にされる上に今度こそお父様から何をされるか分からないと恐怖のあまりに警告を無視をして先に進み始めた。
そのようにして奥に進んで行くと奥から天使の気配を感じ取れたのである。それを感じ取れた他の者たちはこんな場所にいる天使なら自分たちだけでも倒せると考えて後先に考えずに突撃を始めた。
アンナはもしかしてと思いでみんなを止めようとしたけど一人では止めきれずにいた。危険な天使が来ている可能性があるがと考えながらもみんなを見捨てる事はせずにアンナも他の者たちと共に先に進むのだった。
そうして辿り着くとそこにいたのは低レベルの天使ではなくて最上位クラスの天使がそこにいたのであった。
これは危険だとすぐに危険を察知して逃げ出そうとしたがそれを見ていた最上位クラスの天使が不気味な笑みをしながら話しかけてきたのである。
「あらあら、最初はとても意気込んできたのに私の姿を見たら一目散に退散しようとするなんて可愛げもない悪魔ちゃんたちね。せっかくだからもう少しだけ天使のお姉さんとお話をしないかしら」
そう言うとまるで逃さないよと言うばかりに羽を広げてこちらに向かってこようとしていた。
それを見たアンナは誰かがここで足止めをしなきと全員が死んでしまうと感じてすぐさまに一番危険な役を引き受けた。
どうせこのまま逃げたらお父様に殺されてしまうぐらいなら悪魔らしく天使と戦って討ち死にしたと結果が残るのであればそちらが良いと考えたから。
そうして他の悪魔や魔人たちが逃げていく中で一人だけ立ち止まり戦う姿勢を示した。それを確認した大天使は面白い悪魔として立ち止まって名前を聞いてみるのだった。
「貴女は他の悪魔たちと違って中々良い姿勢をしているわね。殺してしまう前に名前を教えておいてくれるかしら貴女みたいな勇敢な悪魔の名前はしっかりと覚えておいてあげたいのよ」
「あら、意外ですわね。天使となると何も言わずに悪魔や魔人たちを殺しに来るものだと思っていましたのに意外と言っておきますわ。ついでに名前はアンナ・クロスガーナと言いますわ」
「まあ、私は少しばかり変わっている事も関係はあるかもしれないけどアンナ・クロスガーナちゃんね。しっかりと覚えておくわ、だから・・・殺しても文句はないよね」
そう言ってからあまりにも不気味な笑みを出している天使がアンナに対して強い殺意を向けたのであった。
そんな天使と対峙してアンナはここで私の運命は終わるかもしれないけど最期までクロスガーナ家の娘として誇りある最期を遂げようと決意をしてアンナは勝ち目のない戦いを始めるのだった。
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