自由落下とスキル作成

女神のミスにより死んだ織田勇之介おだゆうのすけは、スキルを1つ貰い勇者を殺すべく異世界に飛ばされたのだった。


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「急に光に包まれてと思ったらえぇっ」

目の前には何も無く、地平線はおそらく2500kmを超えているため45万km上空から自由落下をしている。あの女神が何を考えていたのかは今考えている場合ではない。今は落ち着いてこの状況をどうやって抜け出すかを考えるべきだ。

「賢者◯孫のシン=ウォ◯フォードや魔王◯院の不◯合者のア◯スのように空を飛ぶか、防◯りのメイ◯ルのように防御力を上げまくってそのまま着地するかだな。」

二つ挙げたが、後者では、前方の空気の圧縮による熱には耐えられないため、死んでしまう。そして前者も無理だ。浮遊魔法なんて使えない。どうしたらいいかって?わからん。今から入れる保険を探すべきだろうが、この世界に保険があるのかすらわからない。まぁひとまずステータスを見てみるべきだろう。

「ステータス。うほぉぉぉぉ(興奮)。本当に青い半透明なんだな。HP、MPがある!あっ、AGI、STR、VITもある。INTは、おぉ2載4414正0625澗もある。えーっと千万億兆京垓𥝱穰溝澗だから高いのかなぁ。まあいいとしてってマジか身長体重も出んのかよ!えーっと身長はって真の値表記かよ!えーっと167.5752377199576……、体重は87.5755549917397……って絶望的だな。確かに親からは痩せろって言われてたし。」

そんなことを考えていたら、

「あれ?なんだこれ?アニメを見てた中でこんなの見たことねえし聞いたこともないな。もしやこれがもらえたスキルの『ステータス編集』か?全ページ右上に十字、左下にSPステータスポイントがあるってことはこれらをつかってなんかできるってことだな。まぁまず十字を押してみるか。うおぉ。キーボードが出てきたってえぇ‼︎なんでドイツ語なんだよ!ドイツ語で知ってるのは進◯の巨人のOPにあるjägerぐらいしかないのにって右下にあんじゃん言語変更、えーっと日本語でいっか。」

言語検索でJapanと打つと日本語が出てきた。選択するとキーボードはローマ字になり入力が可能になった。

「今欲しいのは〜浮遊かな?スキルの欄に入力してみるか。えーっと浮遊っと。へーそのスキルの効果も必要なんだ。じゃあ『空を飛べる』でいいかな?」

『行う原理を記してください』

「まじかorz。原理説明してたアニメは、賢者◯孫はよくわからなかったから、磁石みたいな感じに反発するってことでいいかな。よし、『重力に反発する力を体に纏わせ浮遊する』っと」

エンターを押すと10000あったSPが100減った。どうやらスキルを作るのはSPが必要なようで成功したら減るらしい。

「浮遊が可能になったし『浮遊』うわあっ。」

いきなり止まったため、落ちる絶叫マシンのような衝撃が生じた。

「飛ぶことはできたが、ここからどうしよう。地上までまだ3万kmはありそうだし。そうだ落下っと熱の耐性を得たらそのまま落ちていけるかも。」

キーボードで『落下無効』と入力し効果は『障害物地面に落下した場合、接触前に空気を噴射し衝撃を吸収する。常時発動。』としたら、SPは50減った。次にスキル名『耐火』と効果『炎などの熱源の接触面に37度不変の水を張る』としたらこれもSPが50減りスキルの欄に増えた。勇之助は浮遊を解除し再び自然落下に体を任せた。




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2話は主人公の名前が決まったので頭で紹介しました。

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