第2話
ある日の朝、少し賑やかな声に誘われて
しかし
「ナンダオマエ、ミーガミエルノカ?」
眠そうにカタコトの日本語で話し掛けてくる...
「キツネが
「ええぃ
「いや、キツネが
「
「一緒じゃん」
「何だって!!神に向かって...おいやめろ、触るな!!」
そう言いながらも喜んでいる。
キツネを触ったのは初めてで、柔らかく肌触りが良い...ついつい触ってしまう。
「そういえば、何で私の部屋に居るの?」
「何だ?気づいていなかったのか?ミーはずっとお前の側に居ったぞ!!」
何を言っているんだろうこのキツネは...そういえば、この前から何度かモヤを
「それじゃあ今までのモヤって君だったの!!」
「恐らくそうだろう、
「何じゃ、ようやく気づけるようになったか」
今度は赤い
「次は何?また1匹キツネが増えたけど」
「お前がワシ
呼び出すとか言っているが私にはそんな呼び出した
「最近、神社に行っただろう?ミーたちはそこの守り神だったのじゃが...ある日ミーたちやらかしてしもうて
「神社?...行ったっけ?それより、やらかしたって何したのよ?」
「それは...助けたのじゃ」
「助けた?」
「そうじゃ、ある日な、男二人が自転車で急いでたんじゃ。
だけど、
それでも電車は迫っていて、このままじゃ死んでしまう所だったのじゃ」
「それで、何したのよ」
助けると言ってもそれをどうやって止めたんだろう?こいつ
「ぶつけたのだ...」
「何を?」
「気を引かせる為に車同士をぶつけたのね...それで、他に手段があったって言われて...有ってはいけない事故を起こした事って理由で
何だろう、良い奴なのか馬鹿なのか分からなくなってきた。
「で、これからどうするのよ。神社から追い出されたんでしょ?」
「それは
「何を言っているのよ、この
「安心したまえ!!ミーたちは一応神なのだぞ餌はいらん。
そう言うと
「可愛いけど...ダメダメ!!耳と
それを言われ、気づいてハッとした
そういえばもう1匹が見当たらない。
どうやらまた異空間に隠れている様だ…
急に
「キツネに関わるのはロクな事が無いな」
そう言い残すと
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