第6話 まだ私は、容疑者らしい

神社の駐車場に 戻ると 延岡の駅で見た 警察官👮‍♀️が パトカーで 迎えに来ていた。


宮本巡査長が

「もう昼ですね!一緒に昼飯どうですか?近くに 上手いうどん屋が あるそうなんですよ」私は パトカーに乗った。


パトカーに 乗るのは 初めてだ。よく交通違反 駐車違反などで パトカーの後に乗り、切符きられサインしなくては いけない話しは 同僚やらに よく聞いていた事は、あったが 私は 今日は 別の理由だ。


昼のうどん食べに パトカーで 行くのだ。 道行く人が こちらを見る 私は 犯罪者では 無く、うどん食べに行くのよ。


と 窓のそと笑顔で手などを振ってみたりした。二度見され 怪訝そうな表情をする叔母さん。意外と楽しいものだ。


うどん屋に 着いた (まらそん亭)と

のれんに書いてある。中に入りると右に 10人程かけられるカウンター。その奥に 座敷が あった。


そうは、広くはないが 客でいっぱいだ。奥の座敷に 通された。座敷と言っても 仕切りなどなく 畳が 引いて普通のテーブル席だ。


テーブルも年季が 入っている。警官が

「ここの海老天うどんが、上手いです。どうですか?」と嬉しそうに 言った。宮本巡査長「じゃーそれにしますか?上手いそうですよ」私は うなずき

「私もそれで お願いします」と 言った。


宮本「それと 稲荷とサラダだな 野菜もたべるように してるんですよ。こう言う職業柄外食が 多くて」

警官「凄いですな 宮本巡査長は ちゃんと体の事を考えて いらっしゃる。私は 取り敢えず 満腹に なればですわ。あと家に かえれば ビール🍺ですわアハハハ、ハー」と笑顔だ。


何故か2人が私を見た。次は あんたの話の番と言わんばかりに 私の食生活聞いて 楽しいのかなーと思いながら

「私朝は」と言いかけた時 


「お待ち堂様でしたー。海老天うどんです、暑いですよ はい。気をつけてください」とお頭つきの大きな海老天が乗ったうどんが 3つ来た。


「これ!これ!おっいしいですよーまーご賞味下さい」と警官 いや 中野さんが 両手で 手のひらを擦りながらニコニコ顔で私達を見た。


中野さんの後にあるテレビからは 昼のニュースで衆議院選 竹川氏の演説シーンが 流れていた 竹川氏は 確か 降旗学園の小学校用地を購入した国有地の事で 多額の金額が動き その事に関係してる?してない?と騒がれた人だ 不動産業界では 凄い噂になった 内みたいな小さな不動産屋でも あーだのこーだの話がつきなかったなーなどと 思いながら うどんを食べた。


私達は 腹も満たされて まらそん亭を出た 2人と別れて 家に帰るか迷ったが 高千穂のホテルに 泊まる事にした。


こんなに ゆっくりするの久しぶりだなー。

1人って所が 寂しくもあるが 今は ソロかつ お一人様も流行ってる事だし、楽しむ事にした。


ゆったり 温泉に浸かり 浴衣に を羽織り ロビーで風流な 園庭をながめなから ゆったりソファに 腰掛けていると 又聴き慣れた声がした。


「白石さん」宮本巡査長だ なんで なんで 又〜さっき別れたばっかやん。宮本巡査長は 慌ててここに いる理由を説明し始めた


「捜査ですよ 捜査」私の目が疑いの目だった様で 宮本巡査長はつづけた。


「このホテルに 他県からの観光客のリストをみせてもらいに。高千穂は 狭いなー又 君に会うとは 延岡に帰らなかったんだね」


頭を掻きながら 宮本巡査長は 私の返事を待っている様だった。

「私 久しぶりの休みなので ゆっくり 温泉でも と思って」 で!って宮本巡査長の顔が訴えてる様に見えた。


つかさず「1人ですけどね 1人も意外といいですよ」宮本巡査長が なんとなくホッとしたように 私には見えた。


「いつ お帰り 嫌 いつ東京へ 戻るつもり?」

「私?」どう言う意味で聞いてるのかなー?単なる社交辞令 それともー まー私も 恋人の1人や2人いても可笑しく無いし 自分で言うのも 烏滸がましいが 見た目そう悪くないでしょう?と思いながら


待てよ‼︎ 宮本巡査長をよく見れば 背は高いし がっちりしてる。顔は 誰に 似てるかな〜 ピーターパン?この人私に その気がー?それは無いか。


じゃー え?もしかして 私は、第一発見で、まだ容疑者なのねーーー。

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