自殺 殺人 何者でもない詩
e層の上下
自殺 殺人 何者でもない詩
なんか体調が悪い カーテンを開けても 夏日の日差しでもよくならない
あーこれ、自殺したいときになる頭だ 思考が遠く重くなっていく 布団から出られないや
悲鳴が聞きたい とびきり心が空くような 僕の心を穿つみたいな 笑顔から悲鳴に変わって欲しい
もーこれ、人を殺したいときになる心だ いやに包丁のかがやきに 眼が惹かれる 怖くて見れないや
犯罪者予備軍とよくいわれる でもさー みんなそうだよ みんな犯罪者予備軍 それを自分から離れたところに置いておきたいだけだよ みんな人を殺せる 気づきたくないだけさ
ニュースでは殺人犯にしか感情移入できないし だってそうだろ? 自ら進んで被害者にはなれないけど加害者にはなれるんだし
でも僕は何者でもない 真っ白で真っ黒でまだらでしましまなんだ 手には錠が 足には鉄のおもり でも羽が自由で心だけでどこまでもいける 宇宙の果ても深海も 僕の止まり木だった
思い出が縦スクロールで蘇る 昔住んでた家から出られない もうあの頃に戻れないのに 思い出も皆殺ししたはずなのに 下へ行けば行くほど なんだか血で赤くなる 僕は涙を流しながら目を覚ました
自殺 殺人 何者でもない詩 e層の上下 @shabot
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。自殺 殺人 何者でもない詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます