僕は拗ねていた。誰にも作品が読まれないことに。その影響は作品にも出ていて、いつしか文字の詰め過ぎ、誰が話したかわからないセリフ、冷たい物語、みょうちくりんな文章、とあまりにもユーザーフレンドリーとはかけ離れていってしまった。僕はただ自分が書きたい作品を書いていれば満足なんだ、と自分に言い訳するようになった。
そりゃうまく執筆できないはずだよ。こんなじゃ書く気もするわけない。そんな独善的な態度を反省し、ここに誓います。いない読者に、これから読者になってくれるかもしれない人にもう少し優しくする。初心忘るべからず、と。まあ、書いたもの、ほとんど外に出てないけど。
そういう訳で今年の総括はこんな感じです。
できたこと
先端恐怖症 書けた。
重力皇子 連載開始(すでに息切れ)(改修中)
できなかったこと
価値を放棄せよ うまく考えがまとまりませんでした
人殺したあとのギスギス 実際に主人公が殺人犯になる話だったけど、どうなん?ってなってる
俺は核で大人になった うまく短編化できそうにない 長編になってしまう
こんな感じです。