劣位法覚

エキシズム

神間における人など

無いものに等しい

人は死ぬからこそ

神の愚行を止めることもできない

神とは真に超越された存在であると

崇めるが

それは完全性を伴わないという

人の不足を仰ぎ見た

補填された感慨である

エキシズム

プラシスク

そして

リスクヘッジ

全ては第六感による

ビジョンである

真実など存在しない

到達できない

なぜなら人は永遠の未完結生命体

そう神の代用作なのだ

つまりは実験的ネズミと同じ

試作機、観測物、実験体

仕組まれたのは人のほう

神を見ているつもりで

見られている

そう、人は永遠に神の支柱にとらわれた

ゲテモノなのだ