上月祈 かみづきいのり様、こんにちは。コメント失礼いたします。この度は自主企画へのご参加誠にありがとうございます。弔いの儀式によって、肺炎をこじらせて亡くなってしまったかもしれない妹。二十年の時が経とうとも、儀式を続けている兄……。胃の腑に、とても重たい鉄の塊がうずまったような気持ちで読み終わりました。真実がどうあれ、罪悪感という楔がずっと兄の心のうちにあったのだろうと思うと、本当に胸が潰されそうな気持ちになります。陳腐な言葉でしか表現できず申し訳ないのですが、素手できゅっと心臓を握られているような心地になりました。凄まじい作品を読ませてくださり、ありがとうございます。
作者からの返信
ジャック(JTW)様
返信が遅くなりまして申し訳ありません。
こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます。
物語の結末が暗いものですから、せめて綺麗な印象を与えたいと表現等々にこだわりました。
この度は、素敵な企画をありがとうございました。
亡くなった人とは、関係性を変えることも、新しい思い出を築くこともできず、ただ自分の中での解釈が変えられるだけですね。
「妹」への感情よりも、儀式の具体的な内容に重点を置いた描写に、二十年の歳月をかけて自問を重ねてきた「私」の思いが封じ込められているような気がしました。
素敵な作品ありがとうございます。
作者からの返信
上田 直巳様
おはようございます。返信が遅くなりまして申し訳ございません。
主人公は本当に、妹に元気になって欲しかっただけに、自分へ問いたださずにはいられなかったと思います。
コメントありがとうございます。読んでいただいて嬉しいです。