20241118
母親と駅のパン屋にいる。
試食で一個食べてしまったのでレジの時に合わせて精算してもらう。明日の朝ご飯として、シチューの挟まった大きなパンを買う。
私を含む女子二人、男子三人の五人グループで学校生活を送っている。大学だ。
女性教授の授業中、ブルーのセキセイインコが弱り果てて飛んでくる。何度か飛び回った後私にとまる。保護してやらなくてはと思う。教室の端に虫とりに使うプラケースが仕舞われている。一人の男子に、それをとってとお願いし、中に敷かれていたゴミの類を取り出してとりあえずセキセイインコを入れてやれるようにする。
教授に何をしているんですか?と聞かれ、白状する。嘲笑するような教授に「笑っていいですよ」と吐き捨てる。授業を抜けて、一度家に帰り夕方の数学までには戻りたい。
寒い時期になるから、しばらく保護するならプラケース用に帰りに百均でブランケットを買わなくては。
百均、2階にブランケットなどがあると案内に書いていたのに、コンビニがある。どうしてだ。早く帰ってインコに食事をやり戻らないと、数学の講義に間に合わない。
昔住んでいた地元の、マクドナルドや大型病院がある大通りにいた。大学のいつもの五人で、私たちは、今から飛び降り自殺をする。なんで?わからない。なぜかやらなくてはならない。私ともう一人の男子(以降Aとする)以外は飛び降りに前向きだった。
結果的に、私も含め全員飛び降りた。午後三時も過ぎた頃、アスファルトに打ち付けられる音と衝撃、広がる血溜まり。
なのに、全員生きている。
冷たいアスファルトに倒れたまま、同期たちを見る。頭が痛む。みんな、身じろぎをしている。私たちはなぜ死なないのか?
なんとか起き上がり、Aに肩を貸す。
病院がすぐそこだから行こうと提案する。他の三人が私たちを追ってくるような気がした。
病院に駆け込み、受付の女性に血まみれのまま話しかける。Aは勝手に奥の診察室の方へ走って行った。そうこうしているうちに案の定、三人が私たちを追ってきた。咄嗟に受付台の下に隠れる。隙を見て、私も診察室の方へ逃げた。三人が追ってくる。女が筒の太い銃を持っている。彼女は一際狂っているようだった。
隅の診察室へ追いやられ、窓を跨いでベランダへ逃げるように体勢を崩す。女は私に銃口を突きつけてくる。無我夢中で銃を蹴り上げて奪う。そうして、逆に女の額へ突きつける。躊躇い、覚悟して引き金を引いた。がごん、と銃身が揺らぐ。弾切れだ。違う、この銃は二回引き金を引かないと弾が出ないのだ。固まる私が跨いでいる隣の窓から、Aが身を乗り出してきて、女を撃ち殺した。
夢日記 古海うろこ @urumiuroko
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