20140802

 畑の横に自転車を停める。学校の中を逃げる。小学生のとき音楽の先生に追い込まれたことがトラウマになっている。大学の先生に狂気を感じる。古い家。映写室がある。その部屋だけはモノクロで誰かがそこには「いる」と言った。

 リビングで、母と兄と私は夕食を食べている。インターホンが鳴る。何度も鳴る。十年も顔をみなかった父親がのこのこと家に上がってきた。私は携帯を隠す。昔からのきまりだった。なんで家にあげたのだ、なんで食事を与えるのだと、苛立ちが湧き上がる。

 外。自然公園のような場所で、女子生徒がドーベルマンのような動物たちをいじめている。彼らは恐ろしい生き物なのに、あれはまずい。女子生徒たちのことを許せないねと誰かと言い合う。

 地上に降りていては狙われるから、アスレチックのような遊具の上に避難する。種は広い場所に還るべきで、ここは私たちの空間ではない。彼らのテリトリーだ。体育館でみんなが踊る。わたしには振り付けがわからない。シンクには、額に入れられた絵がたくさん浸けられていて、その上で食事の皿を洗ってはいけない。生卵を白身と黄身に分離して、実験が行われる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る