米由可のほうは真剣に久自良が好きだったんですね。
なのに久自良は、郷長の女にうつつをぬかしていた。
そして子供ができたら、きっちり捨てられた。
純情だけど愚かな久自良を、米由可は許して、愛してやるのかしら。
作者からの返信
本城 冴月さま
「米由可のほうは真剣に久自良が好きだったんですね。」
そうです。メロメロです。
「なのに久自良は、郷長の女にうつつをぬかしていた。」
泥臭い幼馴染より、謎めいた妖女に、男は惹かれてしまうもの。
刺激の少ない、郷だけで完結してる生活なら、なおさら……。
「そして子供ができたら、きっちり捨てられた。」
YES! きっちり、容赦なく、です。
「純情だけど愚かな久自良を、米由可は許して、愛してやるのかしら。」
うん、許しちゃう。バカだって思うけど……、好きだから。
許して、自分から、ちゅっ、しちゃうのです。
コメントありがとうございました。
さ寝ざらくに⁉️初めて聞いた。
作者からの返信
クライングフリーマンさま
万葉集の世界では、寝、に、言葉を修飾する「さ」がつきます。
私は、美しいもの、尊いもの、神聖なもの、そういったものに、「さ」がつくのだと解釈しています。
男女の共寝は、「さ寝」です。
さ寝ざる=さ寝しない
さ寝ざら・なくに=さ寝しなかった・ではないのに。
さ寝しなかった仲でもないのに。
と、なります。
万葉集の言葉遣い、すごいですね。
コメントありがとうございました。
千花ちゃん、こんばんは😊
メユカ、クジラの行動の全てを知っていたんですね。
それでも時々優しさを見せてくれるクジラを嫌いになれなくていじらしいですね。
でもね、クジラったら振られたからって愚痴までメユカに言うなんてね。
メユカの気も知らないで!
ほんと、バーカ、バーカだよ。
こんないい子がそばにいるのにね。
一方、ウキネはクジラに対して初めから期間限定で付き合う気でいたので、目的が果たせたらアッサリ振ったんですね。
目的達成のためなら手段を選ばないウキネのしたたかさはありますが、両親の生活も背負っているウキネも守りたいものがあったんですね。
さてさて、クジラとメユカの今後はどうなるのでしょう?
続きが楽しみです(^^♪
作者からの返信
この美のこ様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
メユカ、歌垣でクジラと良き夜を過ごしたあと、クジラがウキネのところに通いはじめた、と思ってます。
クジラ、実際は、ウキネのところに通いはじめたのが先で、そのあと歌垣でメユカと過ごしたのですが、女にとって、知らない方が良いこともあります……。
時々優しさを見せてくれるクジラ。
中身は純朴な、すれてない男のクジラ。
メユカ、クジラを嫌いになりきれません。いじらしい娘です。
ウキネにふられた愚痴を、よりによって、メユカに言うクジラ。
情けない男です。
でもそんな、情けないクジラを見て、メユカは可哀想になってしまうので、この二人、良くできてるんですよ。
ウキネ、両親の生活も自分の双肩にかかっていました。
愛人から妻に昇格できて、ほっとしています。
クジラとずるずる関係を続けても、いずれ郷長に見つかって、地獄になります。
ウキネは、若く、純粋で、優しいクジラを気に入ってはいましたが、そんな地獄な未来を共に歩きたい、と思うほどは、惚れませんでした。
愛人になるまで、行商人は厳しい貧乏暮らしでした。
お金、生活を保証してもらえ、働かなくてすむ郷長の妻、ウキネには、それで充分なのです。
コメントありがとうございました。
菟来嶺、ようやく子供できたんだ!
よかった! おめでとう!!
でも若い久自良の子なんじゃないかという気が濃厚にしますが、まあこういうのは権力者に奪われるものだから仕方ありませんね(^_^;)
宣言通り 自分が恨まれるように仕組んで振った菟来嶺、本当に潔い女性ですね。
作者からの返信
綾森れん様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
菟来嶺、ようやく子どもができました。
目論見通り、愛人から妻に昇格。
よかった、おめでとう、と言ってくださり、ありがとうございます。
これで、自分も、両親も、生活は安泰になりました。
両親の暮らしも、自分の双肩にかかっていた菟来嶺は、重荷がおりて、ふぅ、と安堵しました。
うん、若い久自良の可能性もありますし、おじさんの郷長の頑張りが報われたのかもしれません。
真相は、菟来嶺にもわかりません。
女にとっちゃ……、どっちでもいい!
もともと、間男であった久自良。自分の子ではないのか、と思いつつも、菟来嶺に用済み、と言われたら、引くしかありません。
菟来嶺は、心のなかで決めていたとおり、自分が恨まれるようにしくんで、久自良をふりました。
影ながら、久自良を慕っている女がいる。その女のところにいけば良い。
あたしの事は、子どももろとも、忘れて、思い出さなくて良い。
そう思っての行動です。
潔い女でした。
コメントありがとうございました。
お腹の子がどちらの子か…関係ないのでしょうかね。
二年も肌を合わせれば、それなりの情が生まれていてもおかしくない気がしますが…。
ウキネ側の気持ちも覗いてみたい気もしますね(笑)。
とはいえ、これは怒りMAXのはずですが、やっぱり目の前で惚れた男に悲しい顔を見せられたら……。
う〜ん、女心!
作者からの返信
幸まる様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
お腹の子がどちらの子か、関係ありません。
愛人から妻に、母親を押し上げてくれる赤ちゃん。
ウキネにとっては、大事なのはそこです。
ウキネ、「それなりの情」がありました。クジラは、愛されようと一生懸命な、可愛い男でしたから。
でもそれは、郷長の吾妹子、けっして手にはいらない女を、手にいれたい、だからこそ頑張る、という男の勝手な欲望だということも、ウキネは理解しています。
おそらくクジラを待ってる、クジラに恋する女がいる。そのこともウキネはわかって、自分に未練を残さないように、悪口を言ってふってあげました。
別れの現場は、「ザ☆修羅場」でした。しまいには、ウキネの父親に殴られて、クジラは屋敷を追い出されました。
メユカ、怒りMAX。でも、惚れた男に悲しい顔をされたら、ののしるんじゃなくて、慰めてあげたくなる。
そんな優しいメユカだから、クジラはメユカとの縁を切ろうとしませんでした。
コメントありがとうございました。
予定通りあっさりと捨てられてしまいましたか(^^;)
将来、「もしかして、あれオレの子なんじゃないか?」と思ったりすることはあるのでしょうか……
そして、全部幼馴染にバレていた……というか話していた。
本人としてみるとこういう話を聞かされると、一発思い切りぶん殴ってやりたくなりそうなものですが、それでも思いやれるのは立派です。
作者からの返信
川野遥さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ええ、予定通り、あっさり捨てられたクジラ。
将来、「もしかして、あれ、オレの子なんじゃ……。」と思うことは……このまま、この郷にいたら、あるでしょうね。
クジラ、あろうことか、一回関係を持った幼馴染に、自分がふられた愚痴を話す、情けない男。
メユカとしては、「バーカ、バーカ」と腹立たしさでいっぱいですが、メユカは、殴らないんです。
女には、怒ったら男を殴る女と、男を殴らない女といます。
メユカは、後者です。
そんなメユカだから、クジラも、ずっとつかず離れず、メユカの側にいました。(ダメ男)
コメントありがとうございました。
編集済
おぉ!
タイトルのメユカ、登場!
(もう! クジラったら、オンナゴコロのわからない人ね! ←歌垣の件。)
ウキネ。2年かかったのですねぇ……(どっちの子でしょう? やはり、お若い方の??)
次話、最終回も楽しみにしております。
作者からの返信
結音さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ええ、やっと、タイトルのメユカ、登場しました。
クジラ、女心のわからない奴。歌垣もそうだし、他のことだって、きっと、そう。
でも純朴で優しい男なので、メユカはやっぱり、クジラが好きです。
ウキネ、二年かかりました。
どっちの子でしょうねえ? DNA鑑定がないので、わかりません。
ウキネにも、わかりません。
次話、最終話。ぜひ、お楽しみに!
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
ウキネさん、妻ポジションへのチケットをゲット!
種馬――種鯨はリリース。
クジラ、泣く。
密告者の前でその成果をぐちぐち愚痴るクジラさん(^_^;)
そして相変わらず周囲に優しさをお裾分けするクジラさん。
そのうちきっと、良いことあるさ!
青い鳥は隣に座っているものですから。たぶん。(;´∀`)タプン?
作者からの返信
たけざぶろう様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ええ、ウキネ、妻ポジションへのチケットGET。無事に子供を産み、生涯安泰、両親も生活に困らず。
肩の荷が降りた気分です。
種馬はリリース……、種鯨!!(≧▽≦)
すこい単語(笑)
クジラ、泣いてグチグチ愚痴ります。
優しくて、情けない、純情を遊ばれた男。
そんな彼には、青い鳥が隣に座ってるものですよ!(๑•̀ㅂ•́)و✧
コメントありがとうございました。