第4話

春視点


優が居なくなってから、一週間が経ってスッキリした・・・なのに


「え、どう言うことよ」


「いえ、普通に話を聞いて先輩に失望したので」


「いやいや、アンタは知らないけど、優は本当にインキャで居るだけで周りを暗くするのよ」


「・・・はぁー、それってつまり、先輩は何もしてなかったってことですよね」


「いや、そんなことは」


否定は出来ない。


「俺も、クラスメイト達もなんですけど、優先輩には仮があるんですよ。だから普通に先輩を引き込むほど、追い込んだ春先輩に普通に関わりたくなくなったな」


「はぁ??それだけで、別れるってこと!!ありえないでしょ!!」


「ありえないのは!!あんた達だよ!!」


なんで、むしろ私が怒られるの??


だが、春はびびって声が出ない。


「ってことで、もう俺とは俺たちとは関わらないでください」


そして、彼氏であった後輩は去る。


春の頭に妹のこともよぎる。


何よ、なんなのよ。一体、

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